◆兵庫県立 人と自然の博物館, 掲載箇所 → 研究紀要 人と自然 (「人と自然」はNet上で自由に閲覧、印刷、ダウンロードできます。ご参考になれば幸いです)
◆植物研究雑誌,掲載場所 → J. Jap. Bot.(このサイトでは4年目以降の論文は全ページダウンロード可能ですが、それまでは1頁目と和文要旨のみ可能)

(以下報文は査読を受けましたが、アマチュア研究者が背伸びをして記述しており、つたない部分がありましたならご指摘ご教示下さ。)


◇植物研究雑誌, 95(6): 336340 (2020)            HPtop
A Hybrid, Salix japonica × S. udensis (Salicaceae) in Japan 東京都産ヤナギ科の雑種シバオノエヤナギ → 植物研究雑誌 95 (6) :336-340 (2020)
 
シバヤナギとオノエヤナギの交雑種シバオノエヤナギの新学名を記載した。
◇兵庫県立 人と自然の博物館, 研究紀要 人と自然, 30: 91-100.            HPtop
「関東地方におけるジャヤナギの種子生産について」 → 人と自然 No.30.2019
 
日本では雄株の生育がないジャヤナギであるが、種子の生産に加え受粉・受精をともなわずに無融合種子形成 agamospermy を行う可能性が示され発芽を確認した。2017年に人工交配実験、2018年に種子生産調査、2019年に袋掛け調査と3年越しの調査をまとめ、証拠標本はすべて同植物標本庫(HYO)に納めてある。
 なお、日本では雌株のみで無融合種子形成により繁殖する樹木としてヤマコウバシが報告されており、今回はそれに次ぐ事例の可能性がある。
 また、シャヤナギとオオタチヤナギは形態が酷似するため同種だとする説があるが(Fang et al, 2002; 大橋, 2016; 長谷川, 2018)、交配実験では明確な違いが示され、昨年29号掲載報文で提示した識別形質の違いもあり、両種は別の分類群であることが明らかであると考えられる。

 (皆様のお近くのジャヤナギにおいても、種子が見られる可能性がありますので、果期の花序を是非お調べしてみて下さい。)


◇兵庫県立 人と自然の博物館, 研究紀要 人と自然, 29: 11-34.
「関東と近畿に生育する,オオタチヤナギ群とジャヤナギ群における識別点の再検討」 → 人と自然 No.29.2018
 
識別の難しい両種は、日本ではおよそ一世紀にわたり学名・和名が混乱し、従来提示されてきた識別点も今回検討では明確に両種を識別できるものは見いだせず、新たな注目点として冬芽のサイズ比などが有用であることがわかり、いくつかの形質を組み合わせることで両種識別は可能であると考えられた。

◇兵庫県立 人と自然の博物館, 研究紀要 人と自然, 27: 163-174.
「ヤナギ属の子房あたりの胚珠数における種間変異」 → 人と自然 No.27.2016
 日本に生育するヤナギ属植物の種ごとの胚珠数を調査し、文献による胚珠数の報告と合わせまとめた。雌性個体における交雑種判定の考察に、今後は胚珠数の確認がなされる場合が考えられる。

◇兵庫県立 人と自然の博物館, 研究紀要 人と自然, 27: 149-162.
「多摩川河川敷(東京都,神奈川県)におけるヤナギ属植物の分布」 → 
人と自然 No.27.2016               HPtop
 
歩行可能な中流域から下流域における多摩川河川敷に生育するヤナギ属植物を全調査し、分布の詳細を明らかにするとともに生育状況および位置情報を地図上に示した。研究者は分布図により目的の樹種の生育地を訪れ、自由に観察・採集・研究することができる。 
(本稿をよりどころにヤナギ属を観察・研究される方のために、区分図を拡大した 多摩川ヤナギ属分布図(拡大版) を用意した。拡大版を参考に観察・研究するお考えのある方は、ご一報いただければ裏ワザをご案内いたします)

◇兵庫県立 人と自然の博物館, 研究紀要 人と自然, 26: 75-83.
「ヤナギ属シダレヤナギ節の分類学的問題点の整理」 → 人と自然 No.25.2015
 自然繁殖する野外では、イトヤナギ(シダレヤナギ)において枝垂れない形が出現し、関東地方ではコゴメヤナギとの区別が難しくなる。また枝垂れ形質の違いで品種とされるロッカクヤナギやセイコヤナギなどと基本種との線引きをどうするのかも、ヤナギに取組まれる多くの方が一度は悩まれる問題だと思われる。本稿に於いて一つの考え方を提示した。


◇兵庫県立 人と自然の博物館, 研究紀要 人と自然, 26: 41-46. 
「水無谷(兵庫県)のヨシノヤナギ群の同定手順と現状報告」 → 人と自然 No.26.2015
 分類困難なヤナギ属種の同定方法として、時系列に添って季節を通して検証していく手法が基本であり且つ有効であると考え、同定手順とその方法および思考過程を詳述した。 

参考:当サイト内掲載ヤナギ科報文 (査読を受けたものではないため、書式・表現など未熟な部分がある場合はご容赦ください) 
「箒状樹形のヤナギ(ペキンヤナギ由来)のルーツ物語」 → サイト内トピック  (2010.10.掲載)
「外来ポプラ類の混乱(北大ポプラ並木のポプラなど)」
 → サイト内和名学名混乱  (2012.6.掲載 2015.1.改訂)

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