HPtop   カヤツリグサ科top   広義カヤツリグサ属   kayaturigusaka12

イヌクグ亜属Mariscus》<09/7/3>
◇鱗片は2列◇花序は茎頂◇花被なし;柱基肥厚せず関節ない;鱗片多数、結実多数
◇果3稜形、柱頭3◇小穂あまり扁平にならず円柱状、鱗片背やや鈍稜◇小穂緑〜赤渇色、4〜5mm◇関節が小穂の基部のみあり小花基部にはない(果・鱗片・小軸は小穂ごと落下、各個ごとには落ちず)

A小穂は1〜3小花で、線状円柱形(断面ほぼ円形)
 ◆B分花序は球頭状、多数の小穂が枝先に密に集まる
(H帰、栃木、東京、大阪、徳島、福岡) ◇小穂は緑白色-褐色熟;大きな鱗片は3.5〜4.5mm【ミクリガヤツリ】

 ◆B分花序は太円柱形、多数の小穂が枝軸に密に穂状に斜上〜開出着する
           ◆C小穂は淡緑色〜黄緑色
(GOSHKT、関東南部以西・外帯、沿海に多い) ◆D小穂は巾1mm以下、軸に水平開出着する;果は3稜円筒形【イヌクグ】
                    ◆D小穂は巾1.5〜2(3)mm、軸にやや斜上着する;果は3稜倒細卵形
(KH帰、神奈川、1999に1度のみ?)               ;イヌクグに比し小穂の各部が大きい【アレチクグ】

(S、奄美、沖縄、八重山)
 ◆C小穂は緑赤色又は灰渇色、軸に斜〜やや開出着する◇小穂の基部は狭くなる【シマクグ】
(Sにムニンクグあり、葉は疎につき、葉舌は半円形;小笠原産;参考、イヌクグは葉は茎の基部に叢生、葉舌は低い)

A小穂は多小花がほぼ2列に並ぶ、扁平状被針形
        ◆B小穂は赤褐色〜帯赤色、被針形◇鱗片は長楕円形、3〜3.5mm、巾約2(3)mm、背丸く2つ折
(KTH帰、茨城、埼玉、東京、千葉、神奈川、兵庫、三重?)   ◇果は長倒卵形、約1.5mm【ユメノシマガヤツリ】
(関節未確認時はイガガヤツリに花序や鱗片色など似るが、本種は鱗片に縦筋数本あり、柱頭3;イガガヤツリは鱗片筋なく1.5〜2o、柱頭2)

        ◆B小穂は黄渇色、線被針形◇鱗片は長楕円形、3.5〜4mm、巾1.5mm、背強く2つ折れ
(KH帰、埼玉、神奈川、岡山)              ◇果は長楕円形、1〜1.5mm【コガネガヤツリ】
        ◆B小穂は緑白色〜帯褐色、卵楕円形
(GSH帰、愛知・四日市、1度のみ?)    ◇鱗片は広卵形、2〜3mm、背円い◇果は倒卵形〜広倒卵形、1.5mm【オニクグ】

(H帰、宮城1988) ◆B小穂はわら色〜褐色◇鱗片は卵形で巾4mm【アレチハマスゲ】(鱗片サイズ、痩果など情報不足)
(H帰にアレチハマスゲ、
「小穂の軸が離れる前に痩果や鱗片が落ちることが多い」)
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参考検索2003《イヌクグ亜属Mariscus》(『カヤツリグサ属』を細分した場合)
◆A小穂は断面が丸く、少数の鱗片からなり、1-3個が結実する
◆B小穂は頭状に多数が密集して球形の分花序をつくる【ミクリガヤツリ】
◆B小穂は軸に穂状につく
◆C小穂は巾1mm以下【イヌクグ】(在来)
◆C小穂は巾1.5-2mm【アレチクグ】
◆A小穂は扁平で、多数の鱗片がほぼ2列に並び、最下の2個を除いてそのほとんどが結実する
◆B小穂は軸に穂状につく
◆C小穂は緑白色でときに褐色を帯びる;鱗片の背面は円い【オニクグ】
◆C小穂は黄色または黄渇色;鱗片は強く2つ折れとなる【コガネガヤツリ】
◆B小穂はやや放射状につく
◆C小穂は赤褐色または赤色を帯び;鱗片は長楕円形で巾2-3mm【ユメノシマガヤツリ】
◆C小穂はわら色または褐色;鱗片は卵形で巾4mm【アレチハマスゲ】
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参考検索2003《イヌクグ亜属Mariscus》
(『カヤツリグサ属』より、亜属相当を抜粋;Y)
◆A茎の先に10個程の枝を出し、多数の小穂がブラシのように開出してつく;小穂は帯状で緑色【イヌクグ】
◆A茎の先に2-7個枝を出し、先端に2-3cmのやや球形の花穂をつける;小穂は狭円錐形で、赤渇または赤色を帯びる【ユメノシマガヤツリ】
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参考検索2001《イヌクグ亜属Mariscus》
(『カヤツリグサ属』を細分した場合)
◆A小穂は被針形で、鱗片ははっきりした2列生◆B小穂は赤渇または赤色を帯びる【ユメノシマガヤツリ】
◆B小穂は黄色味の強い黄渇色【コガネガヤツリ】
◆A小穂は線形、断面は球形に近い◇小穂は緑色
◆B小穂は小花序の軸に水平に開出してつく;痩果は3稜のある円筒形【イヌクグ】
◆B小穂はイヌクグより太く、小花序の軸にやや斜上してつく;痩果は3稜のある細倒卵形【アレチクグ】
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参考検索1982《イヌクグ亜属Mariscus》
(『カヤツリグサ属』より、亜属相当を抜粋;Y)
◇小穂は花穂の中軸に対して開出し、長さ4-5mm、黄緑色、1-2花をつけて、線状披針形、密に中軸上に並んで、円柱形の花穂をつくる【クグ】=イヌクグ
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参考検索1973《Mariscus亜属》
《イヌクグ亜属》
◆D小穂は卵状楕円形で扁平;花序は掌状【オニクグ】
◆D小穂は線状柱形で、断面丸く;花序は穂状に配列
◆E葉は疎につく、葉舌は半円形;小笠原産【ムニンクグ】
◆E葉は稈の基部に叢生、葉舌は低い;小穂は1-2小花
◆F小穂の基は狭い、斜又はやや開出してつき、緑赤色又は灰渇色【シマクグ】
◆F小穂の基は狭くない、水平に開出してつく、淡緑色又は黄緑色【イヌクグ】
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参考検索1972《イヌクグ亜属Mariscus》
(『カヤツリグサ属』より、亜属相当を抜粋;Y)
◇小穂は基部に近く、ただ1回関節する;小穂は長さ4-5mmある《イヌクグ亜属》【クグ】=イヌクグ
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参考検索1964『イヌクグ属Mariscus』
《イヌクグ亜属》
◆A小穂は線形、花軸上に穂状につく【イヌクグ】
◆A小穂は卵だ円形で扁平、花序の枝の先に掌状につく【オニクグ】
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