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◇6A型 B花序の基本形状;密集円錐花序(枝は短くやや不明)長芒や長毛など目立たない
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A密集円錐花序、長芒や長毛など目立たない;小穂より短い頴がある
◆B小穂より短い苞穎が2個ある
◆C完全な小花は1個である
◆D小穂は左右に平たくない;護穎の背は竜骨にならない
;小穂は無芒;護穎は艶あり無毛;[1小花+短苞]『ネズミノオ属Sporobolus』一部
◆D小穂は左右扁平;苞穎の背は竜骨になる;苞穎の竜骨に刺状突起;花序の一部は葉鞘中にとどまる
(KH帰、神奈川、湿畑) (属はSにもあるが概要不明);[1小花+短苞]『トキンガヤ属Crypsis』【ホガクレシバ】
◆C完全な小花は2個以上ある
◆D小穂に2形有り(稔性、不稔性)、花序の中心部に稔性、その周りを不稔性小穂が包む
;護穎の先は2裂し間から3〜10mmの芒がでる
;[2〜多小花+短苞](両性小穂);[2〜多穎](無性小穂)『クシガヤ属Cynosurus』一部
◆D小穂に(稔性、不稔性)2形はない
;護穎の背は竜骨になり、小穂は左右に(苞穎を正面に見て)平たい;1〜2mmの短芒が有る;
◆E小穂は花序の枝先片側に密集、枝は長い;護穎先は次第に細まり芒になる;葉鞘の背も竜骨状
(全国、普通) ;[3〜6小花+短苞]『カモガヤ属Dactylis』【カモガヤ】
◆E花序の枝は短い;護頴の先は2裂し間から芒がでる;小穂に基部が太い毛(基凸毛)がある
(SOKTH帰、本州〜九) ;[3〜4小花+短苞]『ミノボロモドキ属Rostraria』【ミノボロモドキ】
◆B小穂より短い頴は1個である
◆C小穂は(第2苞穎)はイガ状鉤刺を密生する;葉縁に2〜3細胞の毛が並ぶ
(SOH帰、三重、京都、福岡)
;[1小花+片苞短]『シラミシバ属Tragus』【シラミシバ】
◆C第1頴が小穂の基部を抱くように巻く;小穂に刺はない
◆D小穂は卵形〜長楕円卵形、前後に(苞穎を正面に見て)平たい ;無芒;第1穎は5脈以上
;[1小花+1頴+片苞短]『ヌメリグサ属Sacciolepis』
◆D小穂は紡錘形で漸鋭頭、前後に(苞穎を正面に見て)平たくない;有芒;第1穎は1脈;退化護穎の背は有毛
;[1小花+2頴+片苞短]『ハルガヤ属Anthoxanthum』
◆C短い頴は小穂の基部を抱くように巻かない
◇2苞穎は異形;苞穎に太脈(1、3)目立つ;護穎に竜骨がある
(SOKT、全国)
;[(2)3小花+片苞短]『ミノボロ属Koeleria』【ミノボロ】
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◇6B型 B花序の基本形状;密集円錐花序(枝は短くやや不明)長芒や長毛など目立つ
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A密集円錐花序、長芒や長毛など目立つ;小穂より短い頴がある
◆B小穂より短い苞穎が2個ある
◆C小穂は壺状の総苞中にあり総苞には刺が多数ある;無芒;[2(1)小花+短苞]『クリノイガ属Cenchrus』
◆C総軸の節に3小穂が横並びにつく;各小穂に2〜3長芒;[1小花+短苞]『オオムギ属Hordeum』
◆C小穂の基部に剛毛が(総苞毛)多数輪生する
;[2小花+短苞]か[1小花+1頴+短苞]『チカラシバ属Pennisetum』
◆C小穂に2形有り(稔性、不稔性)、花序の中心部に稔性、その周りを不稔性小穂が包む
;護穎の先は2裂し間から3〜10mmの芒がでる
;[2〜多小花+短苞](両性小穂);[2〜多穎](無性小穂)『クシガヤ属Cynosurus』一部
◆C小穂の基部に剛毛はなく、小穂が横並びについたり、2形(稔性、不稔性)になることもない
◆D護穎の先端から3本の芒がでる;[1小花+短苞]『マツバシバ属Aristida』
◆D護穎の先は2裂し、間から15〜20mmの芒がでる;小穂は軟毛が密生
;[4〜10小花+短苞]『スズメノチャヒキ属Bromus』一部
◆D護頴の先は2裂し、間から1〜2mmの芒がでる ;小穂に基部が太い毛(基凸毛)がある
(SOKTH帰、本州〜九) ;[3〜4小花+短苞]『ミノボロモドキ属Rostraria』【ミノボロモドキ】
◆B小穂より短い頴は1個で、小穂の基部を抱くように巻く
;小穂の下に刺毛があり宿存する;[1小花+1頴+片苞短か短苞];[2小花+短苞]『エノコログサ属Setaria』
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◇6C型 B花序の基本形状;総の花軸は小穂と同巾以上で直線的、小穂は軸に埋まること多い
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A総軸は太く小穂と同巾以上で直線的;小穂より短い頴があり、小穂の基部を抱くように巻く
;小穂は花軸(総)の側面片側に並びつく;各節に2個の小穂が対になることが多く、片方は無柄;無芒
(SOTH帰、千葉、九など、栽培) ;[1小花+1頴+片苞短]『イヌシバ属Stenotaphrum』【イヌシバ】
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◇6D型 B花序の基本形状;総は稈頂に1本
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A総は稈頂に1本;小穂より短い頴がある
◆B小穂より短い苞穎が2個ある
◆C小穂は花軸(総)の側面片側に並びつく
◆D小穂は短い柄が下向きに曲がり、下垂するもの多い;葉鞘は完筒型
◆E小穂は2芒(護穎に芒);柄に剛毛あり下向きに曲がり、小穂逆向きする
(全国)
;[1小花+2頴+短苞]『ホガエリガヤ属Brylkinia』【ホガエリガヤ】
◆E小穂は無芒;小穂は横向き〜下向き;丈20〜150cm;[2〜5小花+短苞]『コメガヤ属Melica』
◆D小穂は無柄か極短かい柄があるが、柄が曲がることはない
◆E苞穎に長芒あり(小穂に長短3芒);葉は下方の葉も狭卵か被針で短く、心脚茎抱きで波打つ
;[1小花+1頴+短苞]『チヂミザサ属Oplismenus』
◆E苞穎に長芒なし(小穂は多芒);葉は内巻きし糸状;[3〜8小花+短苞]『フクロダガヤ属Tripogon』
◆C小穂は花軸(総)の両側に並びつく(片方だけのことはない)
◆D円錐花序である(短枝がある)
◆E護穎の2倍長の芒がある
◆F[1小花+短苞] ;苞穎は1脈 ;護穎3脈;小穂2〜4.5mm『ネズミガヤ属Muhlenbergia』一部
◆F[3〜11小花+短苞];苞穎は1〜3脈;護穎5脈;小穂6〜10mm;葉は糸状『ナギナタガヤ属Vulpia』
◆E芒はないか短い
◆F[1小花+短苞] ;護穎は普通1脈、膜質で艶がある;苞穎は0〜1脈
『ネズミノオ属Sporobolus』一部
◆F[2〜3小花+短苞] ;護穎5脈
『ウシノケグサ属Festuca』一部
◆F[7〜17小花+短苞];護穎7脈、脈先並行;苞穎は1脈;完筒型『ドジョウツナギ属Glyceria』一部
◆F[4〜8小花+短苞] ;護穎9脈以上、微凸頭;小穂は極扁平;葉は2列に並ぶ
(O、塩生、香川、絶滅)
『シオギリソウ属Aeluropus』【シオギリソウ】
◆D総状花序である(枝はない)
◆E花軸の節間は短く、護穎の半長以下;小穂は密続して並ぶ
◆F総軸の節に3小穂が横並びにつく;各小穂に2〜3長芒;[1小花+短苞]『オオムギ属Hordeum』
◆F小穂は単生、2小花が横に並ぶ;苞穎は線形で1脈、鋭尖頭、背竜骨あり
;頴の脈は頂部先で合一する;護穎は竜骨があり、3脈、2倍長の芒がある
(SOKH帰、栽培)
;[2小花+短苞]『ライムギ属Secale』【ライムギ】
◆F小穂は単生、多小花
◆G頴の脈は頂部先で合一する;花序は小穂が櫛の歯状に並ぶ;苞穎に竜骨あり、鋭尖頭
;[〜5〜小花+短苞]『コムギダマシ属Agropyron』
◆G頴の脈は平行的で上の縁で合一せず
;苞穎は竜骨なし、鈍頭、多脈;護穎の背は竜骨あり、7脈以上、多くは2倍長芒(無芒もある)
;[3〜9小花+短苞]『コムギ属Triticum』
◆E花軸の節間は長く、護穎の半長より長い(特に花軸下部ほど長くなる);小穂はヤヤ離れて並ぶ
◆F小穂は1〜2小花;苞穎は針形で1脈、又は退化消失;護穎に2倍長の芒がある
◇小穂は疎らにつき、花序軸は見える;護穎の背は円く、5〜7脈
;[1〜2小花+短苞]『アズマガヤ属Hystrix』
◆F小穂は多小花;苞穎は巾広く、第2苞穎は3脈以上ある;多くは護穎の2倍長の芒あり(無芒もある)
◆G小穂は無柄 ;護穎5脈、護穎基部に毛叢なし(基盤に微毛あり);苞穎は3〜7脈
;[3〜多小花+短苞]『エゾムギ属Elymus』
◆G小穂に2〜数mmの柄;護穎7〜9脈、先は2裂し間から芒、護穎基部に白毛あり;苞穎は1〜5脈
;[3〜5小花+短苞]『フォーリーガヤ属Schizachne』
(SO、道、秩父、上高地、八ケ岳、亜高山針葉樹林)
【フォーリーガヤ】
◆G小穂に0.5〜2.5mmの柄;護穎7〜8脈、先は漸細芒になる;苞穎は3〜8脈;稈節に密毛がある
;[5〜14小花+短苞]『ヤマカモジグサ属Brachypodium』
◆B小穂より短い穎は1個(第1穎)だが退化し環状になり、小穂基部を取巻く
◇小穂は花軸(総)の下面片側に並びつく;全草有毛;無芒;丈30〜80cm
;[1小花+1頴+片苞退化環状]『ナルコビエ属Eriochloa』一部
◆B小穂より短い穎は1個で、小穂の基部を抱くように巻く
◆C小穂は巾太い花軸(総)の側面片側に並び、無柄と長柄の2個の小穂が対になることが多い;無芒
;植物体は這いマット状に広がり、芝生として植栽利用もされる丈30cm以下の植物
(SOTH帰、千葉、九など、栽培) ;[1小花+1頴+片苞短]『イヌシバ属Stenotaphrum』【イヌシバ】
◆C小穂は花軸(総)の両側に並ぶ(片方だけのことはない)
;小穂は紡錘形で漸鋭頭;退化護穎の背は有毛;捩れる短芒あり;第1頴は1脈
;[1小花+2頴+片苞短]『ハルガヤ属Anthoxanthum』一部
◆B小穂より短い穎は1個だが、小穂の基部を抱くことはない
◆C小穂は苞穎が花軸と面し互生(側小穂の第1苞穎は不要となり消失、第2苞穎側が外側に位置する)する
;芒は有無;[3〜多小花+短苞]『ドクムギ属Lolium』一部
◆C小穂は(第2苞穎)はイガ状鉤刺を密生する;葉縁に2〜3細胞の毛が並ぶ
(SOH帰、三重、京都、福岡) ;[1小花+片苞短] 『シラミシバ属Tragus』【シラミシバ】
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◇6E型 B花序の基本形状;総は掌状花序的
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A総は掌状花序的;小穂より短い頴がある
◆B稈頂に太針状の花軸が放射掌状に付く;雌雄異株で雄小穂に短頴あり;小穂は花軸(総)の片側に並ぶことはない
(SO、南西諸島、海岸) ;(雌株)[1小花+1頴+長苞];(雄株)[2小花+短苞]『ツキイゲ属Spinifex』【ツキイゲ】
◆B頂部葉鞘から細針状花軸が束生する、花軸中部に1小穂がある;水草;小穂は花軸(総)の片側に並ぶことはない
(SOT、秋田山形以南、湿地、水中生) ;[2小花+片苞短]『ウキシバ属Pseudoraphis』【ウキシバ】
◆B小穂は花軸(総)の下面片側に並びつく
◆C小穂より短い苞頴は2個ある
◆D小穂より長い芒がある
◇苞穎は線状被針形、1脈◆E小花は左右に平たい;[1(2)小花+1(3)頴+短苞]『オヒゲシバ属Chloris』
◆E小花は前後に平たい;[1小花+1頴+短苞]
(属の概要未確認)『ヒトモトメヒシバ属Enteropogon』
◆D小穂は無芒か、短い芒がある
◆E総軸の先は裸出し爪状、先端には小穂つかない;苞穎先が短芒になる
(SOKTH帰、関東以西) ;[2〜5小花+短苞]『タツノツメガヤ属Dactyloctenium』【タツノツメガヤ】
◆E総軸の先まで小穂をつける;小穂に芒はない
◆F[4〜6小花+短苞];小穂4〜8mm『オヒシバ属Eleusine』
◆F[1小花+短苞] ;小穂2〜3.5mm『ギョウギシバ属Cynodon』
◆C小穂より短い苞頴は2個揃わない;小穂は無芒
◆D小穂は円形〜卵形;護穎中央脈は目立つ;多くは小穂より短い頴が無い;小穂は2個が対にならない
;[1小花+1頴+片苞消失・微小]『スズメノヒエ属Paspalum』
◆D小穂は披針形〜長楕円形
◆E護穎中脈ははっきり見える;多くは小穂より短い頴が1個ある;小穂は2個が対になる
;[1小花+1頴+短苞]『メヒシバ属Digitaria』
◆E護穎の中脈は殆ど見えない;小穂より短い頴はない;小穂は対になるのか?未確認
(H帰)
(属の概要未確認);[1小花+1頴+片苞退化・短?]『ツルメヒシバ属Axonopus』
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◇6F型 B花序の基本形状;総は多段になる
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A総は多段になる;小穂より短い頴がある
◆B小穂より短い苞穎は2個ある
◆C小穂は花軸(総)の側面片側に並びつく
;小穂に長短3芒あり;葉は下方の葉も狭卵か被針で短く、心脚茎抱きで波打つ;葉舌あり
;[1小花+1頴+短苞]『チヂミザサ属Oplismenus』
◆C小穂は花軸(総)の下面片側に並びつく
◆D小穂は短芒あり◆E小穂4〜10mm;苞穎1脈;護穎の先は2〜4裂歯状
;[5〜13小花+短苞]『ハマガヤ属Diplachne』
◆E小穂8〜11mm;苞穎5脈、円頭;葉に横脈があり葉柄もある
;[1小花+3〜6頴+短苞]『ササクサ属Lophatherum』
◆D小穂は無芒;小穂3mm以内で、左右に扁平;苞穎1〜3脈;護穎の先は全縁
;[2〜7小花+短苞]『アゼガヤ属Leptochloa』
◆C小穂は花軸(総)の両側に並びつく(片方だけのことはない)
◆D短枝が直立する巾の狭い花序;小穂は無芒、膜質半透明、艶あり;護穎に1脈
;[1小花+短苞]『ネズミノオ属Sporobolus』の一部
◆D枝が2〜4本開出する;小穂に長芒あり;稈上部の葉は被針形;護穎3〜5脈;葉鞘に開出長毛あり
(SOKT、本以南) ;[(1)2〜4小花+短苞]『チョウセンガリヤス属Kengia』【チョウセンガリヤス】
◆B小穂より短い頴は2個揃っていない
◆C小穂は花軸(総)の下面片側に並びつく
◆D第1穎は退化して環状になり、小穂基部を取巻く
;全草有毛;無芒;丈30〜80cm;[1小花+1頴+片苞退化環状]『ナルコビエ属Eriochloa』
◆D小穂の基部を抱くように巻く第1頴がある;[1小花+1頴+片苞短]
◆E小穂は総に多数(4列以上)が密に並ぶ;葉は線形;葉舌はない『イヌビエ属Echinochloa』
◆E小穂は総に2列に並ぶ
◆F花序枝は斜上 ;葉は被針か長卵形;葉舌あり
『ニクキビモドキ属Brachyaria』(ビロードキビ属)
◆F花序直立、枝直立、花序輪郭長線形;葉は線形、無毛
(SH帰、三重55、県不明28) (属の概要は未確認)『スズメノヒエツナギ属Paspalidium』【スズメノキビ】
◆D小穂の基部を抱くように巻く第1頴はない;無芒
;小穂は円形〜卵形、中央脈が目立つ;[1小花+1頴+片苞消失・微小]『スズメノヒエ属Paspalum』一部
◆C小穂は花軸(総)の両側に並びつく(片方だけのことはない);第1頴が小穂の基部を抱くように巻く
◆D小穂は楕円形;小穂の下に刺毛があり宿存する;芒はない
;[1小花+1頴+短苞]『エノコログサ属Setaria』一部
◆D小穂は紡錘形で先は漸鋭頭;小花基盤に基毛がある;第1頴は太3脈;葉は線形
;[2小花+片苞短]『トダシバ属Arundinella』
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◇6G型 B花序の基本形状;円錐花序(花序枝の分岐は明瞭)
C小穂の基本形状;小穂より短い頴がある
◆A円錐花序(花序枝の分岐は明瞭);小穂より短い頴がある
◆B小穂の外に屈曲部が出ている目立つ芒がある;基盤有毛;小軸有毛
◆C小穂より短い頴は2個揃う
◆D稔性小花と芒は複数;護穎背は竜骨状、芒は上部から出る
;[2〜多小花+短苞]『カニツリグサ属Trisetum』
◆D稔性小花と芒は複数;護穎に竜骨なし、芒は上部から出る
(SO、長野、伊豆) ;[3〜4小花+短苞]『ミサヤマチャヒキ属Helictotrichon』【ミサヤマチャヒキ】
◆C小穂より短い頴は1個
;稔性小花と芒は1本 ;護穎に竜骨なし、芒は背下部から出る
;[2小花+片苞短]『オオカニツリ属Arrhenatherum』
◆B無芒か、芒はあっても小穂の外に屈曲部が出ているような芒ではない
◆C小穂より短い頴は2個揃っていない
◆D第1頴は小穂の基部を抱くように巻かない
◆E小穂に淡紅色の長毛目立つ;苞穎2は硬く舟形、先1mm芒
(H帰、三重、岡山、高知、沖縄、琉球) ;[2小花+片苞短]『ルビーガヤ属Rhynchelytrum』【ルビーガヤ】
◆E小穂はメヒシバ属に似ているのが特徴で、第1頴は微小か消失;無芒;護穎5〜7脈;花序は散開;丈20〜40cm
(H帰、1989岩手) ;[1小花+1頴+片苞消失・微小]『ニセクサキビ属Leptoloma』【ニセクサキビ】
◆E小穂は扁平;第2苞穎はやや小さい;苞穎に太脈(1、3)目立つ;護穎に竜骨がある
(SOKT、全国) ;[(2)3小花+片苞短]『ミノボロ属Koeleria』【ミノボロ】
◆D第1頴が小穂の基部を抱くように巻く
◆E小穂は紡錘形で漸鋭頭◆F捩れる短芒あり ;退化護穎の背は有毛 ;第1頴は1脈
;[1小花+2頴+片苞短]『ハルガヤ属Anthoxanthum』一部
◆F芒は有無で捩れず;小花基盤に基毛がある;第1頴は太3脈
;[2小花+片苞短]『トダシバ属Arundinella』
◆E小穂は卵〜卵楕円形;護穎は無毛;基毛なし
◆F小穂は総の下面片側に、多数(4列以上)が密に並ぶ;葉舌はない
;[1小花+1頴+片苞短]『イヌビエ属Echinochloa』
◆F小穂のつき方は総の片側に片寄らない;葉舌はある;[1小花+1頴+片苞短]『キビ属Panicum』
◆C小穂より短い苞穎が2個ある
◆D第1頴が小穂の基部を抱くように巻く;小穂は花軸(総)の片側に並ぶことはない
◇小穂は卵〜卵楕円形;護穎は無毛;基毛なし;小穂の下に刺毛があり宿存する
;先端に小穂のつかない枝がある;[1小花+1頴+短苞]『エノコログサ属Setaria』一部
◆D小穂は花軸(総)の片側に並びつき;第1頴は小穂の基部を抱くように巻かない
◆E小穂は花軸(総)の下面片側に並びつく
◆F小穂に短芒あり
◆G苞穎1脈;護穎の先は2〜4裂歯状 ;[5〜13小花+短苞]『ハマガヤ属Diplachne』
◆G苞穎5脈、円頭;葉に横脈があり葉柄もある;[1小花+3〜6頴+短苞]『ササクサ属Lophatherum』
◆F小穂は無芒;苞穎1〜3脈;護穎の先は全縁;小穂3mm以内で、左右に扁平
;[2〜7小花+短苞]『アゼガヤ属Leptochloa』
◆E小穂は花軸(総)の側面片側に並び、短柄が曲がり、横向き〜下垂が多い;護穎7脈以上;葉鞘は完筒型
;[2〜5小花+短苞]『コメガヤ属Melica』
◆D小穂は花軸(総)の片側に並ぶことはなく;第1頴も小穂の基部を抱くように巻かない
◆E小穂は1小花よりなる
◆F小穂は稲の籾そのもの、左右からやや扁平;基部の2穎(護穎)は極小;舌長く1cm程
;[1小花+2頴+苞退化]『イネ属Oryza』
◆F長芒あり;[1小花+短苞]
◆G護穎の先端から3本の芒がでる、芒屈曲せず『マツバシバ属Aristida』
◆G小穂は長さ8mm以上;護穎5脈、先細く芒になる;基盤微毛;葉舌2〜3mm;小軸突起5〜8mmあり;葉有毛
(SOK、本〜九)
『コウヤザサ属Brachyelytrum』【コウヤザサ】
◆G小穂は長さ4mm以下;護穎3脈、先2裂し間から芒出る、基部に長毛;葉舌1mm以下
『ネズミガヤ属Muhlenbergia』
◆F小穂は無芒;[1小花+短苞]
◆G護穎5脈 ;花序は巾広く開出;葉舌2〜5mm『ヒロハノコヌカグサ属Neoaulacolepis』
(SO、本・中部以西、深山、稀) (ヌカボ属とは、第1苞穎は半長以下、葉巾広く10〜22mm) 【ヒロハノコヌカグサ】
◆G護穎3脈 ;花序は巾広く開出;葉舌5〜10mmで脈がある;苞穎の基部は合生する
(SO、福井・愛知以西、沿海林)
『タキキビ属Phaenosperma』【タキキビ】
◆G護穎0〜3脈;花序は巾狭く穂状;葉舌短毛列;苞穎と護穎は似質『ネズミノオ属Sporobolus』
◆E小穂は1〜3小花よりなる;無芒;小花の基盤は無毛;護穎背丸く竜骨なし
◆F護穎無脈 ;丈5〜20cmの小型植物;葉舌なし;節に密毛;葉小形被針形
(SOKT、本〜四九、湿地) ;[1〜2小花+短苞]『ヒナザサ属Coelachne』【ヒナザサ】
◆F護穎5脈;果大で先凸出、熟期露出 ;葉舌1mm以下;丈40〜120cm
;[1〜3小花+短苞]『タツノヒゲ属Diarrhena』
◆E小穂は2小花以上よりなる
◆F小花の基盤は有毛
◆G芒あり、護穎背の中部以下から屈曲芒出る
;護穎5脈
;第1苞穎は1脈 ;小穂5〜7mm
;花序散開
;[2(3)小花+短苞]『コメススキ属Deschampsia』一部
◆G芒あり、護穎の先の2歯間から出る
◆H護穎7〜9脈;第1苞穎は1〜3脈;小穂11〜15mm;葉舌1〜2mm;花序枝斜上
(SO、中部以北亜高山、道、秩父、上高地、八ケ岳) ;[3〜5小花+短苞]『フォーリーガヤ属Schizachne』
【フォーリーガヤ】
◆H護穎3脈、縁付近に長毛;第1苞穎は3脈;小穂10〜20mm;葉舌毛列 ;花序散開下垂
;[5〜10小花+短苞]『ウラハグサ属Hakonechloa』
◆H護穎3〜5脈;第1苞穎は1脈;小穂7〜10mm;葉舌毛列;花序枝2〜4本開出;葉鞘に開出毛;基盤微毛
(SOKT、本以南) ;[(1)2〜4小花+短苞]『チョウセンガリヤス属Kengia』【チョウセンガリヤス】
◆G芒なし;護穎は(1〜)3脈
◆H小花の基盤は長く伸び、基毛は護穎より長く目立つ;葉は茎生
;[2〜5小花+短苞]『ヨシ属アシ属Phragmites』
◆H小花基盤は特別伸びず、短毛あり;葉は基部の方で束生
;[2〜6小花+短苞]『ヌマガヤ属Molinia』
◆G芒なし;護穎は5〜多脈;多くは小花基盤に綴毛(てつもう)がある
◇護穎は左右に2つ折り(苞穎を正面に見て)で平たく、背稜がある;脈上に毛がある
;[2〜8小花+短苞]『イチゴツナギ属Poa』
◆F小花の基盤は無毛
◆G苞穎は袋状に深く窪む;護穎は長さより巾広い;小穂は扁平で下垂する
;[4〜18小花+短苞]『コバンソウ属Briza』
◆G護穎は左右に2つ折り(苞穎を正面に見て)で平たく、背稜がある
◆H短芒1〜2mmあり、護穎は5脈
◆I小穂は花序の枝先片側に密集、枝長い;護穎先が次第に細まり芒になる;葉鞘の背は竜骨状
(全国、普通) ;[3〜6小花+短苞]『カモガヤ属Dactylis』【カモガヤ】
◆I密集円錐花序;護頴の先は2裂し、間から芒がでる;小穂に基部が太い毛(基凸毛)がある
(SOKTH帰、本州〜九) ;[3〜4小花+短苞]『ミノボロモドキ属Rostraria』【ミノボロモドキ】
◆H無芒
◆I護穎は3脈、無毛;小花基盤に綴毛(てつもう)はない;葉舌は殆どの種で毛の列
;[3〜30小花+短苞]『スズメガヤ属Eragrostis(カゼクサ属)』
◆I護穎は5〜多脈、脈上に毛がある;多くは小花基盤に綴毛(てつもう)がある
;[2〜8小花+短苞]『イチゴツナギ属Poa』
◆I護穎不明脈、微小粒点密布;小花基盤に綴毛なし;第2苞穎は護穎の倍巾で、側面倒長卵形
(KH帰、東京、神奈川)
;[2〜3小花+短苞]『クサビガヤ属Sphaenopholis』【クサビガヤ】
◆G護穎の背は丸味あり、2つ折にならず稜はない
◆H護穎膜質で無脈、無毛、先は円い;無芒;節に密毛;葉舌なし;丈5〜20cm;葉小形被針形
(SOKT、本〜四九、湿地)
;[1〜2小花+短苞]『ヒナザサ属Coelachne』【ヒナザサ】
◆H護穎は3脈、無毛、鋭頭、3.5〜4mm長;小穂は円棒被針形、鋭頭、紫帯、約6mm;舌なし葉巾3〜9mm
(S1971、H帰、東京) ;[多(5)小花+短苞]『ヨウシュヌマガヤ属Molinia』【ヨウシュヌマガヤ】
(詳細は風見房雄氏よりの情報に拠った)
◆H護穎は5脈、脈上も脈間も無毛、円頭;無芒;果大で先凸出、熟期露出;葉舌1mm以下;丈40〜120cm
;[1〜3小花+短苞]『タツノヒゲ属Diarrhena』
◆H護穎は5脈、脈上も脈間も無毛;護穎は有芒か、先が尖る(イチゴツナギ属との差異)
;葉鞘は開筒型;子房の毛は多様(スズメノチャヒキ属との差異)
◆I花序は枝長く斜上〜散開(稀に点頭) ;護穎3〜10mm、脈は明瞭;葉巾は多様 ;多年草
;護穎の中央脈は縁行し、側脈の先は頂部に向かう(ドジョウツナギ類との差異)
;小穂は長さ3〜12(18)mm;[2〜14小花+短苞]『ウシノケグサ属Festuca』
◆I花序は枝斜上;小穂は片側に偏ってつく;護穎2〜2.5mm、革質 ;葉細く糸状;無芒;1年草
;小穂は4〜7mm;苞穎やや同長、1.5〜2mm;花序の中軸と枝は3稜
(SH帰、兵庫、福岡) ;[3〜10小花+短苞]『カタボウシノケグサ属Catapodium』【カタボウシノケグサ】
(白井2003・米倉2009はCatapodiumカタボウシノケグサ属、杉本1973・大場2009はDesmazeriaカタボウシノケグサ属とする)
◆I花序の巾は狭く(枝短い)総状花序的 ;護穎4〜9mm、脈は細い ;葉細く糸状 ;芒長い;1年草
;小穂は6〜14mm;苞穎不同長、第2苞穎は3〜8mm
;[3〜11小花+短苞]『ナギナタガヤ属Vulpia』
◆H護穎は多くが(3)7脈以上、殆どが有芒;種の半数は護穎有毛だが毛は全体に散生
(イチゴツナギ属との差異)
;葉鞘は殆どが完筒型、殆どが多毛;子房(穎果)の頂部に毛がある(ウシノケグサ属との差異)
;花序は多くは点頭する(稀に斜上、塊状);護穎の脈は明瞭;葉巾は多様;1年草多年草混在
;小穂は長さ10〜40mm
;[4〜16小花+短苞]『スズメノチャヒキ属Bromus』
(多小花の、イチゴツナギ属、ウシノケグサ属、スズメノチャヒキ属、ドジョウツナギ類など、植物体を見れば紛れないが、記述で属の差異を表すのはなかなか至難である)
◆H護穎は5〜7脈、無毛;護穎の先は円いか喫歯状で無芒
;護穎の中央脈は縁行せず、側脈の先は平行的で頂部に集まらない(ウシノケグサ属との差異)
◆I葉鞘は完筒型◇護穎は7脈;小花の基部は無毛 ;第2苞穎は1脈
;[3〜17小花+短苞]『ドジョウツナギ属Glyceria』
◆I葉鞘は開筒型◆J護穎は5脈;小花の基部に短毛あり;第2苞穎は3脈
;[3〜6小花+短苞]『チシマドジョウツナギ属Puccinellia』
◆J護穎は7脈;小花の基部は無毛 ;第2苞穎は3脈
:[3〜9小花+短苞]『ハイドジョウツナギ属Torreyochloa』
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