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 イネ科の小穂の構成と亜科・連との関係を考察する》
多形にわたるイネ科植物の小穂の構成型が、亜科や連とどのように関わっているのか、イネ科全体像を判りやすくするためのヒントが隠されていないのか、いくつかの考察を試みた。
<09/8/7>
イネ科の「亜科・連」と「小穂の構成型・苞穎タイプ型」とを関連づけてみた

 頁概要 : 《小穂の構成型・苞穎タイプ型基本》   《その1 「亜科」別》   《その2 「構成型・苞穎タイプ」と「亜科・連」の関係》 


小穂の構成型・苞穎タイプ型 基本》
 イネ科は小穂の構成において、基本多小花型、基本3小花型、基本2小花型、基本1小花型、の各構成型があり、更にその中に4タイプの進化方向がみられる。ここでは実験的に、「亜科・連での一覧」に小穂構成型とタイプを表記して区分けしてみた。(+は更に1段階進化を示す)
  Aタイプ; 基本通りに2苞穎は短く、小花の数が少なくなる方向へ進化、
  Bタイプ: 2苞穎が発達して小花を護る方式に進化(小花は退化し小さくなる)、
  Cタイプ: 片方の苞穎が発達し、護穎とともに小花を護る方式に進化、
  Dタイプ: 2苞穎が退化や消失し、護穎や内頴が小花を護る方式に進化、)


 (記号の例:[1+A+] → 小穂は(1)1小花と(+)頴とで構成され、タイプは(A)Aで、(+)1段進化している。と読むが、まだ実験途上である)

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◆『構成多小花型(図)』(基本多小花)           [小穂略記]
  A 【構成多小花;2〜多小花+苞穎(小穂より短)】    →[2〜多小花+短苞]           『ウシノケグサ属』など
  A+【構成多小花;1小花+多護穎+苞穎(小穂より短)】 →[1小花+多頴+短苞]           『ササクサ属』

  B 【構成多小花;2〜多小花+苞穎(小穂と同長)】    →[2〜多小花+長苞]            『テンキグサ属』など
  C 【構成多小花;(2)3小花+苞穎(片苞短)】         →[2〜3小花+片苞短]           『ミノボロ属』

◆『構成3小花型(図)』
(基本多小花から上部小花は退化し3小花が残る)
  A+【構成3小花;1小花+2護穎+苞穎(小穂より短)】   →[1小花+2頴+短苞]            『ホガエリガヤ属』
  B 【構成3小花;3小花+苞穎(小穂と同長)】         →[3小花+長苞]                『コウボウ属』
  B+【構成3小花;1小花+2鱗片+苞穎(小穂と同長)】   →[1小花+2鱗片+長苞]          『クサヨシ属』
  C+【構成3小花;1小花+2護穎+苞穎(片苞短)】       →[1小花+2頴+片苞短]          『ハルガヤ属』
  D 【構成3小花;1小花+2護穎+(退化苞穎)】         →[1小花+2頴+苞退化]          『イネ属』
  D+【構成3小花;1小花+2花消失+苞穎消失】         →[1小花+頴消失]              『サヤヌカグサ属』

◆『構成2小花型(図)』
(基本多小花から上部小花は退化し2小花が残る)
  A 【構成2小花;1小花+護穎+苞穎(小穂より短)】    →[1小花+1頴+短苞]            『チヂミザサ属』など

  B 【構成2小花;2〜3小花+苞穎(小穂と同長)】      →[2〜3小花+長苞]             『カラスムギ属』など
  B+【構成2小花;1小花+護穎+苞穎(小穂と同長)】    →[1小花+1頴+長苞]            『ススキ属』など
  B++【構成2小花;1小花+芒+苞穎(小穂と同長)】     →[1小花+1芒+長苞]            『ヒメアブラススキ属』

  C 【構成2小花;2小花+苞穎(片苞短)】             →[2小花+片苞短]              『トダシバ属』など
  C+【構成2小花;1小花+護穎+苞穎(片苞短)】        →[1小花+1頴+片苞短]          『キビ属』など
  C++【構成2小花;1小花+護穎+苞穎(片苞退化・消失)】→[1小花+1頴+片苞退化〜消失]  『スズメノヒエ属』など

◆『構成1小花型(図)』
(基本多小花から上部小花は退化し1小花が残る、真の1小花)
  A 【構成1小花;1小花+苞穎(小穂より短)】         →[1小花+短苞]                『ギョウギシバ属』など
  B 【構成1小花;1小花+苞穎(小穂と同長)】         →[1小花+長苞]                『ヌカボ属』など
  C 【構成1小花;1小花+苞穎(片苞短)】             →[1小花+片苞短]              『シラミシバ属』
  D+【構成1小花;1小花+苞穎消失】                 →[1小花+苞消失]              『マコモ属』など

イネ科の「亜科・連」と「小穂の構成型・苞穎タイプ型」とを関連づけてみた  その1 この頁top
(亜科の分類・配列の順序は、主にW.D.Claytonの「Genera Graminum」1986による)
〔タケ亜科〕
   《タツノヒゲ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 タツノヒゲ属[1〜3A]、
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      《イネ連》(3小花型) ◆2短頴  ◆1花 イネ属[1D]、
      《イネ連》(3小花型) ◆短頴なし◆1花 サヤヌカグサ属[1D+]、
      《イネ連》(1小花型) ◆短頴なし◆1花 ツクシガヤ属[1D+]、 マコモ属[1D+]、
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    《タキキビ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花タキキビ属[1A]、
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   《コウヤザサ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花 コウヤザサ属[1A]、
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〔イチゴツナギ亜科〕
  《イチゴツナギ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 イチゴツナギ属[A]、 ウシノケグサ属[A]、 カタボウシノケグサ属[A]、カモガヤ属[A]、 クシガヤ属[A]、 コバンソウ属[A]、 チシマドジョウツナギ属[A]、 ナギナタガヤ属[A]、 ハイドジョウツナギ属[A] コメススキ属[A]一部、 ドクムギ属[A]一部=ホソムギ属、
                
◆1短頴  ◆多花 オオカニツリ属[2C]、
                
◆短頴なし◆多花 ドクムギ属[B]一部=ホソムギ属、
                
◆短頴なし◆1花 ノレンガヤ属[1B]、
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     《コムギ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 アズマガヤ属[A]、 エゾムギ属[A]、 コムギ属[A]、 コムギダマシ属[A]、 ヤマカモジグサ属[A]、 ライムギ属[2A]、
                
◆短頴なし◆多花 テンキグサ属[B]、 ヤギムギ属[B]=タルホコムギ属、
     《コムギ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花 オオムギ属[1A]、
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   《カラスムギ連》(多小花型)◆短頴なし◆多花 コメススキ属[B]一部、カラスムギ属[B]、 シラゲガヤ属[2B]、 ヌカススキ属[2B]、
                
◆2短頴  ◆多花 カニツリグサ属[A]、 クサビガヤ属[A]、 ミサヤマチャヒキ属[A]、ミノボロモドキ属[A]、
                
◆1短頴  ◆多花 ミノボロ属[C]、
   《カラスムギ連》(3小花型) ◆短頴なし◆多花 コウボウ属[3B]、
                
◆1短頴  ◆花+頴 ハルガヤ属[1++C+]、
                
◆短頴なし◆1花 クサヨシ属[1B+]、
   《カラスムギ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花 ヒロハノコヌカグサ属[1A]、
                
◆短頴なし◆1花 アワガエリ属[1B]、 ウサギノオ属[1B]、 オオハマガヤ属[1B]、 カズノコグサ属[1B]、 スズメノテッポウ属[1B]、 セイヨウヌカボ属[1B]、 ヌカボ属[1B]、 ノガリヤス属[1B]、 ヒエガエリ属[1B]、 フサガヤ属[1B]、
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    《コメガヤ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 コメガヤ属[A]、 ドジョウツナギ属[A]、 フォーリーガヤ属[A]、
《スズメノチャヒキ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 スズメノチャヒキ属[A]、
  《ホガエリガヤ連》
(3小花型) ◆2短頴  ◆花+頴 ホガエリガヤ属[1++A+]、
    《ハネガヤ連》
(1小花型) ◆短頴なし◆1花 イブキヌカボ属[1B]、 アレチイネガヤ属[1B]、 ハネガヤ属[1B]、
    《ハリノホ連》
(1小花型) ◆短頴なし◆1花 スズメノナギナタ属[1B]、 ハリノホ属[1B]、
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〔ササクサ亜科〕
    《ササクサ連》(多小花型)◆2短頴  ◆花+頴 ササクサ属 [1+・A+]、
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〔ダンチク亜科〕
    《ダンチク連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 ウラハグサ属[A]、 ヌマガヤ属[A]、 ヨウシュヌマガヤ属[A]、 ヨシ属[A]、
                
◆短頴なし◆多花 シロガネヨシ属[B]、 ダンチク属[B]、
   《マツバシバ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花 マツバシバ属[1A]、
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〔スズメガヤ亜科=ヒゲシバ亜科〕
   《スズメガヤ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 アゼガヤ属[A]、 オヒシバ属[A]、 スズメガヤ属[A]=カゼクサ属、 シオギリソウ属[A]、 タツノツメガヤ属[A]、 チョウセンガリヤス属[A]、 ハマガヤ属[A]、 フクロダガヤ属[A]、
             
   ◆短頴なし◆多花 ハキダメガヤ属[B]、
   《スズメガヤ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花 トキンガヤ属[1A]、 ネズミガヤ属[1A]、 ネズミノオ属[1A]一部、
                
◆短頴なし◆1花 ネズミノオ属[1B]一部、
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  《ギョウギシバ連》(多小花型)◆2短頴  ◆多花 オヒゲシバ属[A][A+]、 ヒトモトメヒシバ属[A+]、
  《ギョウギシバ連》(1小花型) ◆2短頴  ◆1花 ギョウギシバ属[1A]、
                
◆1短頴  ◆花+頴 シラミシバ属[1C]、
                
◆短頴なし◆1花 コササガヤ属[1B]、 シバ属[1B]、
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    《ハイシバ連》(1小花型) ◆短頴なし◆1花 ハイシバ属[1B]、
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〔キビ亜科〕
      《キビ連》(2小花型) ◆2短頴  ◆多花 クリノイガ属[A]、
               
 ◆2短頴  ◆花+頴 チカラシバ属[1+A][1+A+]、 チヂミザサ属[1+A+]、  メヒシバ属[1+A+][1+A++]、 ツキイゲ属[1+A]雄株、 エノコログサ属[1+A][1+A+]一部、
               
 ◆1短頴  ◆多花 ルビーガヤ属[2C]、
               
 ◆1短頴  ◆花+頴 エノコログサ属[1+C+]一部、 ウキシバ属[1+C]、 イヌシバ属[1+C+]、 イヌビエ属[1+C+]=ヒエ属、 キビ属[1+C+]、 スズメノヒエツナギ属[1+C+]、 ニセクサキビ属[1+C+]、 ヌメリグサ属[1+C+]=ハイヌメリ属、 ニクキビモドキ属[1+C+]=ビロードキビ属、 スズメノヒエ属[1+C++]、 ツルメヒシバ属[1+C++]、 ナルコビエ属[1+C++]、
               
 ◆短頴なし◆花+頴 ツキイゲ属[1+B+]雌株、
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    《チゴザサ連》(2小花型) ◆2短頴  ◆多花 ヒナザサ属[1〜2A]、
               
 ◆2短頴  ◆花+頴 ヒナザサ属[1〜2A]、 ヒメチゴザサ属[1+A+]
                ◆
短頴なし◆多花 チゴザサ属[2B]、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    《トダシバ連》(2小花型) ◆1短頴  ◆多花 トダシバ属[2C]、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《ヒメアブラススキ連》(2小花型) ◆短頴なし◆多花 アイアシ属[2B]、 カモノハシ属[2B]、 ジュズダマ属[2B]、 チャボウシノシッペイ属[2B]、 ツノアイアシ属[2B]、 オオアブラススキ属[2B][1+B+]、 トウモロコシ属[2B][1+B+]、
                
◆短頴なし◆花+頴 オオアブラススキ属[2B][1+B+]、 トウモロコシ属[2B][1+B+]、アシボソ属[1+B+]、 イタチガヤ属[1+B+]、 ウシクサ属[1+B+]、 ウシノシッペイ属[1+B+]、 ウンヌケ属[1+B+]、 オガルカヤ属[1+B+]、 オニササガヤ属[1+B+]、 カリマタガヤ属[1+B+]、 コブナグサ属[1+B+]、 ススキ属[1+B+]、 チガヤ属[1+B+]、 メガルカヤ属[1+B+]、 メリケンカルカヤ属[1+B+]、 モロコシ属[1+B+]、 モンツキガヤ属[1+B+]、 ワセオバナ属[1+B+]=サトウキビ属、 ヒメアブラススキ属[1+B+]、

イネ科の「亜科・連」と「小穂の構成型・苞穎タイプ型」とを関連づけてみた その2》  この頁top

◆A小穂には短い頴が2個ある
 ◆B小穂中に1小花と頴がある
《ササクサ亜科            ササクサ連》(多小花型) ササクサ属 [1+・A+]、
《イチゴツナギ亜科    ホガエリガヤ連(3小花型) ホガエリガヤ属[1++A+]、
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) チカラシバ属[1+A][1+A+]、 チヂミザサ属[1+A+]、 メヒシバ属[1+A+][1+A++]、 ツキイゲ属[1+A]雄株、  エノコログサ属[1+A][1+A+]一部、
《キビ亜科                チゴザサ連》(2小花型) ヒナザサ属[1〜2A]、 ヒメチゴザサ属[1+A+]
 ◆B小穂中には1小花のみがある
《タケ亜科              コウヤザサ連》(1小花型) コウヤザサ属[1A]、
《タケ亜科                タキキビ連》(1小花型) タキキビ属[1A]、
《タケ亜科                    イネ連》(3小花型) イネ属[1D]、
イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(1小花型) ヒロハノコヌカグサ属[1A]、
イチゴツナギ亜科          コムギ連》(1小花型) オオムギ属[1A]、
《ダンチク亜科          マツバシバ連》(1小花型) マツバシバ属[1A]、
《スズメガヤ亜科        スズメガヤ連》(1小花型) トキンガヤ属[1A]、 ネズミガヤ属[1A]、 ネズミノオ属[1A]一部、
《スズメガヤ亜科      ギョウギシバ連》(1小花型) ギョウギシバ属[1A]、
 ◆B小穂中には普通2小花以上がある
《タケ亜科              タツノヒゲ連》(多小花型) タツノヒゲ属[1〜3A]、
《イチゴツナギ亜科    イチゴツナギ連》(多小花型) イチゴツナギ属[A]、 ウシノケグサ属[A]、 カタボウシノケグサ属[A]、 カモガヤ属[A]、 クシガヤ属[A]、  コバンソウ属[A]、   チシマドジョウツナギ属[A]、 ナギナタガヤ属[A]、  ハイドジョウツナギ属[A] コメススキ属[A]一部、  ドクムギ属[A]一部=ホソムギ属、

《イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(多小花型) カニツリグサ属[A]、 クサビガヤ属[A]、 ミサヤマチャヒキ属[A]、 ミノボロモドキ属[A]、
《イチゴツナギ亜科          コムギ連》(多小花型) アズマガヤ属[A]、 エゾムギ属[A]、 コムギ属[A]、 コムギダマシ属[A]、 ヤマカモジグサ属[A]、
《イチゴツナギ亜科        コメガヤ連》(多小花型) コメガヤ属[A]、 ドジョウツナギ属[A]、 フォーリーガヤ属[A]、
《イチゴツナギ亜科スズメノチャヒキ連》(多小花型) スズメノチャヒキ属[A]、
《ダンチク亜科            ダンチク連》(多小花型) ウラハグサ属[A]、 ヌマガヤ属[A]、 ヨウシュヌマガヤ属[A]、 ヨシ属[A]、
《スズメガヤ亜科        スズメガヤ連》(多小花型) アゼガヤ属[A]、 オヒシバ属[A]、 スズメガヤ属[A]=カゼクサ属、 シオギリソウ属[A]、 タツノツメガヤ属[A]、 チョウセンガリヤス属[A]、 ハマガヤ属[A]、 フクロダガヤ属[A]、
《スズメガヤ亜科      ギョウギシバ連》(多小花型) オヒゲシバ属[A][A+]、 ヒトモトメヒシバ属[A+]、
イチゴツナギ亜科          コムギ連》(多小花型) ライムギ属[2A]、
《キビ亜科                チゴザサ連》(2小花型) ヒナザサ属[1〜2A]、
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) クリノイガ属[A]、

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◆A小穂には短い頴がない
 ◆B小穂中には1小花と頴がある
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) ツキイゲ属[1+B+]雌株、
《キビ亜科        ヒメアブラススキ連》(2小花型) オオアブラススキ属[2B][1+B+]、 トウモロコシ属[2B][1+B+]、
キビ亜科        ヒメアブラススキ連》(2小花型) アシボソ属[1+B+]、 イタチガヤ属[1+B+]、 ウシクサ属[1+B+]、 ウシノシッペイ属[1+B+]、 ウンヌケ属[1+B+]、 オガルカヤ属[1+B+]、 オニササガヤ属[1+B+]、 カリマタガヤ属[1+B+]、 コブナグサ属[1+B+]、 ススキ属[1+B+]、 チガヤ属[1+B+]、 メガルカヤ属[1+B+]、 メリケンカルカヤ属[1+B+]、 モロコシ属[1+B+]、 モンツキガヤ属[1+B+]、  ワセオバナ属[1+B+]=サトウキビ属、  ヒメアブラススキ属[1+B+]、

 ◆B小穂中には1小花のみがある
イチゴツナギ亜科    イチゴツナギ連》(多小花型) ノレンガヤ属[1B]、
イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(3小花型) クサヨシ属[1B+]、
イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(1小花型) アワガエリ属[1B]、 ウサギノオ属[1B]、 オオハマガヤ属[1B]、 カズノコグサ属[1B]、 スズメノテッポウ属[1B]、 セイヨウヌカボ属[1B]、 ヌカボ属[1B]、 ノガリヤス属[1B]、  ヒエガエリ属[1B]、 フサガヤ属[1B]、
イチゴツナギ亜科        ハネガヤ連》(1小花型) イブキヌカボ属[1B]、 アレチイネガヤ属[1B]、 ハネガヤ属[1B]、
イチゴツナギ亜科        ハリノホ連》(1小花型) スズメノナギナタ属[1B]、 ハリノホ属[1B]、
《スズメガヤ亜科        スズメガヤ連》(1小花型) ネズミノオ属[1B]一部、
《スズメガヤ亜科      ギョウギシバ連》(1小花型) コササガヤ属[1B]、 シバ属[1B]、
《スズメガヤ亜科          ハイシバ連》(1小花型) ハイシバ属[1B]、
《タケ亜科                    イネ連》(3小花型) サヤヌカグサ属[1D+]、
                             
(1小花型) ツクシガヤ属[1D+]、 マコモ属[1D+]、

 ◆B小穂中には普通2小花以上がある
《ダンチク亜科            ダンチク連》(多小花型) シロガネヨシ属[B]、 ダンチク属[B]、
《スズメガヤ亜科        スズメガヤ連》(多小花型) ハキダメガヤ属[B]、
イチゴツナギ亜科          コムギ連》(多小花型) テンキグサ属[B]、 ヤギムギ属[B]=タルホコムギ属、
イチゴツナギ亜科    イチゴツナギ連》(多小花型) ドクムギ属[B]一部=ホソムギ属、
《イチゴツナギ亜科     カラスムギ連》(多小花型) カラスムギ属[B]、 コメススキ属[B]一部、  シラゲガヤ属[2B]、 ヌカススキ属[2B]、
イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(3小花型) コウボウ属[3B]、
《キビ亜科                チゴザサ連》(2小花型) チゴザサ属[2B]、
《キビ亜科        ヒメアブラススキ連》(2小花型) アイアシ属[2B]、 カモノハシ属[2B]、 ジュズダマ属[2B]、 チャボウシノシッペイ属[2B]、 ツノアイアシ属[2B]、
《キビ亜科        ヒメアブラススキ連》(2小花型) オオアブラススキ属[2B][1+B+]、 トウモロコシ属[2B][1+B+]、

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◆A小穂には短い頴が1個ある
 ◆B小穂中には1小花と頴がある
イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(3小花型) ハルガヤ属[1++C+]、
《スズメガヤ亜科      ギョウギシバ連》(1小花型) シラミシバ属[1C]、
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) エノコログサ属[1+C+]一部、
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) ウキシバ属[1+C]、
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) イヌシバ属[1+C+]、 イヌビエ属[1+C+]=ヒエ属、 キビ属[1+C+]、 スズメノヒエツナギ属[1+C+]、 ニセクサキビ属[1+C+]、 ヌメリグサ属[1+C+]=ハイヌメリ属、 ニクキビモドキ属[1+C+]=ビロードキビ属、 スズメノヒエ属[1+C++]、 ツルメヒシバ属[1+C++]、 ナルコビエ属[1+C++]、

 ◆B小穂には普通2小花以上がある

《イチゴツナギ亜科    イチゴツナギ連》(多小花型) オオカニツリ属[2C]、
イチゴツナギ亜科      カラスムギ連》(多小花型) ミノボロ属[C]、
《キビ亜科                    キビ連》(2小花型) ルビーガヤ属[2C]、
《キビ亜科                トダシバ連》(2小花型) トダシバ属[2C]、

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 (白井2006によると、イチゴツナギ連のナギナタガヤ属は、分子系統学的研究によりスズメノチャヒキ属に近い結果が出たため、スズメノチャヒキ連に含める見解あり)

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