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《アブラススキ類似(円錐花序)の属検索》<06/10掲載;2010/1追記>(円錐花序;小穂2個が対;曲芒;偽1小花;苞穎同形)
◆A対の2小穂は共に稔性(同形)
◇小柄は逆円錐形;小穂は紡錘形;芒の下部頴(護穎)は2深裂し無毛
;[1小花+1頴+長苞]か[2小花+長苞]『オオアブラススキ属Spodiopogon』
◆A対の2小穂は異形(有柄小穂は退化傾向)
◆B花軸の節間に半透明の中央線をもつことは無い<T>◇花軸と小梗に透明条や溝条がない<S>
◇小柄は毛が被う;小穂卵形;登実小穂の第1苞穎は革質;芒の下部頴(護穎)は2深裂し有毛
;[1小花+1頴+長苞]『モロコシ属Sorghum』
◆B小穂の柄と節間は半透明の中央線をもつ<T> (実際に見ていないので、以下3行は、そのまま記述する)
◇節間や小柄は両端が厚くなり、その間は透明薄膜質<T>
◇花軸と小梗に透明条又は溝条がある<S>
◆C小柄は片側に毛1列;小穂披針形;登実小穂の第1穎は草質;芒の下部の頴退化し全部芒
;[1小花+1芒+長苞]『ヒメアブラススキ属Capillipedium』
◆C多くは苞穎1の背に窪みあり◇多くはヤヤ掌状花序;『モンツキガヤ属Bothriochloa』
(Bothriochloaは、Sなどでモンツキガヤ属を含めてヒメアブラススキ属とされた時もあったが、近年はCapillipediumをヒメアブラススキ属とし、Bothriochloaをモンツキガヤとされることが多い。また、米倉2009はBothriochloaをカモノハシガヤ属と呼称している)
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『オオアブラススキ属Spodiopogon』[1小花+1頴+長苞]か[2小花+長苞]<Y;06/10>(小穂2個が対で同形、有芒;護穎深2裂、無毛;小柄逆円錐)
◆A対小穂の片方は無柄;総軸は各節関節で折れて脱落;無柄小穂はその折れた総軸と共に落ちる
◇花序枝は斜上する
◆B葉は被針形、ヤヤ円脚無柄;小柄は全体無毛だが、小穂着部のみ環毛あり
(SO、奥羽、北関東、北陸〜北近畿、内帯)
;葉舌の縁は無毛【ミヤマアブラススキ】
(SOKT、全国) ◆B葉は線形、ヤヤ茎抱き無柄;小柄は全体有毛;葉舌の縁は有毛【オオアブラススキ】
(Sに、「ムラサキオオアブラススキf;基毛紫;道、奥羽、関東、信濃」;「オニアブラススキv;鞘密毛」;「ムラサキオニアブラススキf;葉鞘密毛で基毛紫色;道」などあり)
◆A対小穂の小柄は長短有り;総軸はヤヤ宿存性で、小穂は基部で関節し、総軸から離れ落ちる
◆B花序枝は弓状に下垂する;小穂は疎につく
(SOKT、全国) ◆C葉は線形、基部狭まり柄状;小柄は全体無毛;下方葉は有柄【アブラススキ*】
(S、本) ◆C 根生葉は矢脚【ヤノネアブラススキf】
(S、奄美、沖縄、八重山) ◆B花序枝は殆ど下垂しない;小穂は密につく【ダンチアブラススキv】
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参考検索2003『オオアブラススキ属Spodiopogon』
◆花序は垂れない;対になった小穂は、長柄と無柄【オオアブラススキ】
◆花序は垂れる;対になった小穂は、長柄と短柄【アブラススキ】
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参考検索2001『アブラススキ属Spodiopogon』
◆長柄小穂と短柄小穂が対を成す【アブラススキ】
◆有柄小穂と無柄小穂が対を成す【オオアブラススキ】
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参考検索1973
◆A花序は熟しても枝の間節毎に離脱しない『アブラススキ属Eccoilopus』(現在はオオアブラススキ属に纏められる;Y)
◆B花序の枝は下垂し、小穂は疎につく◆C根生葉の基部は楔形【アブラススキ】
◆C根生葉の基部は矢形【ヤノネアブラススキ】
◆B花序の枝は殆ど下垂しない;小穂は密につく【ダンチアブラススキ】
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◆A花序の枝は真直、熟して関節毎に離脱する『オオアブラススキ属Spodiopogon』
◆B花序枝4〜6づつ、軸は7〜11小穂、芒7〜12mm、葉長い【オオアブラススキ】
◆B花序枝2〜3づつ、軸は3〜5小穂、芒7〜8mm、葉短い【ミヤマアブラススキ】
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参考検索1964
◆A小穂基部で関節し、ヤヤ宿存性の総軸から離れ落ちる『アブラススキ属Eccoilopus』(現在はオオアブラススキ属に纏められる;Y)
【アブラススキ】
◆A総軸は各節関節で折れて脱落;第1小穂はその折れた総の軸と共に落ちる『オオアブラススキ属Spodiopogon』
◆B葉ほ長い線形、長さは20〜40cm、花軸は7〜11個の小穂をつける【オオアブラススキ】
◆B葉は長被針形、長さは15〜20cm;花軸は3〜5個の小穂つける【ミヤマアブラススキ】
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『モロコシ属Sorghum』[1小花+1頴+長苞]<Y;06/10>(1小花;小穂柄2形が対、片方無柄;通常曲芒あり(ヒメモロコシ無芒);苞穎異形、5脈;護穎毛束に変化)
◆A地下茎あり多年草(栽培種との区別)
◆B小穂緑黄渇、艶 ◇花序枝は更に1〜2回分枝する;稈節は無毛;葉巾10〜20mm
(SOKTH帰、本以南)
◆C無柄小穂に長芒あり【セイバンモロコシ】
(SOKTH帰) ◆C2小穂とも無芒 【ヒメモロコシf】
(Kは、「変異の変化内と考え区別せず」)
◆B小穂黒渇、艶、渇毛◇花序枝は分岐せず;稈節に白長毛;葉巾 5〜10mm
(SO、紀伊以西)
◇無柄小穂に長芒あり【モロコシガヤ】
◆A地下茎なし、大型1年草(栽培);節無毛【栽培のモロコシ類】
(STH帰) ◆B小穂長楕円〜被針形、7〜8mm、巾3mm【スーダンモロコシ=スーダングラス】
◆B小穂円〜卵形、5mm長以下
(ST、栽培) ◆C果実はは穎の間に極露出する【アズキモロコシ】
◆C果実は露出しないか少し露出する
(S、栽培) ◆D無柄小穂の第1穎の脈は頂部まである【コウリャンモロコシ=コウリョウ】
◆D無柄小穂の第1穎の脈は上方1/3〜1/2迄ある
(ST、栽培)
◆E花序の主軸長く、枝は疎につく【ナミモロコシ=モロコシ】
(S、栽培) ◆E花序の主軸長く、枝は密につく【サトウモロコシ】
(S、栽培)
◆E花序の主軸短く、枝は長く疎につく;小穂黒渇、有毛【ホウキモロコシ】
◆D無柄小穂の第1穎の脈は上端部のみにある
(S、栽培)
◇花序の主軸短く、枝は長く疎につく;小穂黒渇【カザリモロコシ】
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参考検索1973『モロコシ属Sorghum』
◆A稈の節に毛あり;花序の枝は再分岐しない;葉巾5〜10mm;多年草;小穂は長芒(2〜2.5cm)あり【モロコシガヤ】
◆A稈の節に毛がない;花序の枝は再分岐する;無芒又は短芒
◆B多年草、高さ60〜150cm;葉巾1〜2cm;小穂は無芒◆C無柄小穂に長い芒がある【セイバンモロコシ】
◆C同上に芒がない【ヒメモロコシ】
◆B大形1年草;畑に栽培
◆C小穂は長楕円〜被針形、7〜8×3mm【スーダンモロコシ】
◆C小穂は円又は卵形、長さ5mm以下
◆D果は穎の間に著しく露出【アズキモロコシ】
◆D果は露出しないか、先が少し露出する
◆E第2小穂(無柄登実)の第1苞穎の脈は全長に達す【コウリャンモロコシ】
◆E同所は上方1/3〜1/2に達す◆F花序の主軸は長く、枝は疎【ナミモロコシ】
◆F花序の主軸は長く、枝は密【サトウモロコシ】
◆F花序の主軸短く、枝は長くて疎生;小穂は有毛で黒渇色【ホウキモロコシ】
◆E同所は上端の外は脈がない;花序の主軸は短く、枝は長くて疎、小穂は黒渇色【カザロモロコシ】
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参考検索1964『モロコシ属Sorghum』
◆A節は無毛、円錐花序の枝は更に1〜2回分枝する;葉の巾1.5〜5cm◆B多年草、長い地下茎がある【セイバンモロコシ】
◆B1年草、地下茎はない【栽培のモロコシ類】
◆A節に毛がある、円錐花序の枝は分枝せず直ちに総をつける;葉の巾1cm以下【モロコシガヤ】
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『ヒメアブラススキ属Capillipedium』[1小花+1芒+長苞]<Y;06/10>(小穂2個が対(無芒と有芒)、異形;小穂の柄と節間は半透明の中央線を持つ;小柄毛1列)
◆A円錐花序、主軸は長い
◇小枝は2〜3回複分岐し、開出する;各総は大部分細い、2〜8mm小梗がある(モンツキガヤ属との違い)
(SOKT、関東以西) ◆B下方枝に小穂3〜7個、1〜3節◆C葉鞘は無毛【ヒメアブラススキ*】
(S、九) ◆C葉鞘は有毛【チョウセンヒメアブラススキv】
(S、沖縄八重山) ◆B下方枝に小穂7〜17個、4〜8節【リュウキュウアブラススキ】
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参考検索1973『ヒメアブラススキ属Bothriochloa』(モンツキガヤ属が含まれる<Y>)
◆A円錐花序、主軸は長い
◆B花序の枝は更に2〜3回複分岐する;小枝は開出、総は1〜8関節あり、各総は大部分細い、2〜8mmの小梗がある(ヒメアブラススキ属)
◆C花序の下枝は1〜3節;小穂3〜7◆D葉鞘は無毛【ヒメアブラススキ】
◆D葉鞘は有毛【チョウセンヒメアブラススキ】
◆C花序の下枝は4〜8節;小穂は7〜17【リュウキュウアブラススキ】
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◆B花序の枝は単純なるか1〜8小枝を出す;小枝は上向して鋭角又は閉伏する;総に短柄があり、5〜多関節(モンツキガヤ属)
◆C花序は紫渇色、下枝は単純又は1〜2小枝あり【モンツキガヤ】
◆C花序は僅かに毛あり、下枝は4〜8小枝を分かつ【アイダガヤ】
◆A房状花序;主軸の短縮する【カモノハシガヤ】
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『モンツキガヤ属Bothriochloa』[1小花+1頴+長苞]?<06/10掲載;2010/1追記>(小穂2個が対(無芒と有芒)異形;小穂の柄と節間は半透明の中央線を持つ)
(無柄小穂の苞穎の中央上部に丸いくぼみあることから紋付萱の名らしいが、カモノハシガヤには背の窪みが無いとあり、属の特徴ではないことになる;良く判らず)
◆A円錐花序、主軸は長い;小枝は鋭角に上向する、又は閉伏する;総に短柄があり、5〜多関節がある
◆B花序の下方の枝には0〜2本の小枝あり;花序は紫渇色
(S、沖縄、石垣) ;無柄小穂の苞穎の中央上部に丸い窪みがある(属の特徴?)【モンツキガヤ】
(S、四、沖縄、宮古、石垣、小笠原) ◆B花序の下方の枝には4〜8本の小枝あり;花序は僅かに毛あり【アイダガヤ】
◆A房状(一見掌状に見える)花序;主軸は短かい;総は鋭角に上向きしている;小穂に屈曲芒あり
(H帰、九) ◆B無柄小穂の第1穎の背に凹みがない;総の中軸や小穂の柄に白毛あり【カモノハシガヤ】
(T、千葉) ◆B第1穎にも円形の窪みあり特徴的;小穂被針、5mm、柄は有毛【オオモンツキガヤ】
(掌状花序のものは、同じヒメアブラススキ連のオニササガヤ属と外形はよく似ている)
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参考検索1973『ヒメアブラススキ属Bothriochloa』(からモンツキガヤ属の部分を抜粋<Y>)
◆A房状花序;主軸の短縮する【カモノハシガヤ】
◆A円錐花序、主軸は長い
◆B花序の枝は単純なるか1〜8小枝を出す;小枝は上向して鋭角又は閉伏する;総に短柄があり、5〜多関節
◆C花序は紫渇色、下枝は単純又は1〜2小枝あり【モンツキガヤ】
◆C花序は僅かに毛あり、下枝は4〜8小枝を分かつ【アイダガヤ】
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『オニササガヤ属Dichanthium』[1小花+1頴+長苞]<06/10掲載;2011/3更新>(掌状花序;各節小穂2個が対、異形(芒の有無、片方無柄);中軸節に関節あり熟期分解;芒は頴部退化消失)
(属の詳細判らず、ヒメオニササガヤを参考にした)
(沖縄) ◆穂状花序の柄は有毛【オニササガヤ】
(SH帰、愛知59、三重) ◆走出枝あり;葉舌は1.5mm未満;第一苞穎の上部に長毛密生【シラゲオニササガヤ】
◆やや掌状花序;花序の枝は無毛;走出枝なし;葉舌は1〜1.5mm;第一苞穎の下部に白毛密生
(H帰、東京、兵庫、沖縄、琉球) ;有柄小穂の柄には縦溝がある【ヒメオニササガヤ】
(H帰に、ヒメオニササガヤ;「シラゲオニササガヤとは、走出枝があり、葉舌が1.5mm未満と短いことで区別できる」とある)
(ヒメオニササガヤでは、芒(第2小花の護穎)の下部は頴部が退化消失し同巾で、ヒメアブラススキと同様である)
(シラゲオニササガヤの詳細が判らないが、ヒメオニササガヤも小穂の毛は白く、筆者採品は少数束生である;熟期には小穂の紫渇色が脱色して白くなる)
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syokubutu kensaku