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『ススキ属Miscanthus』[1小花+1頴+長苞]<Y;06/10>(総状花序;小穂2対(共に有柄);冠毛;偽1小花、有芒多い;苞穎同長;総の中軸は関節なく、熟期に節毎に切断しない)
◆A根茎長く這う;基毛は小穂の2〜4倍長、銀白色;小穂無毛、無〜穎内芒
(SOKT、全国、湿地) ◇葉巾1〜3cm、裏ヤヤ粉白;葉舌微毛列◆B小穂無芒、5〜6mm【オギ】
(S、熊本)
◆B小穂短芒あり【ツクシオオオギ】
(Sに「ヒロハオギf;葉巾30〜35o;信濃」あり)
(Sに「オギススキ;オギとススキの中間形、オギ似だが小穂に長芒;九;オギの1型とも言う」あり)(Tに、「オギとススキの雑種知られる;県内にも見られ、ススキ似で芒なく、基毛長く軟弱である」とあり)
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◆A根茎短く株になる;基毛は小穂より短いか少し長い、黄白色、時に紫帯;小穂有毛、芒長く穎外に出る
◆B花序の中軸は花序上端近く迄達し、総より長い;総は多段状;小穂(2.5)3〜3.5(4)mm
;基毛は4〜6mm、赤渇色;芒8〜10(15)mm;葉は常緑、巾15〜35mm
(SOKT、千葉東海以西)
◆C第1苞穎は無毛;中軸は長い【トキワススキ】
(S、栽培)
◆C第1苞穎は有毛;中軸は短い【リュウキュウトキワススキ】
(Sに、「フイリトキワススキcv;葉白条、観賞」あり)
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◆B花序の中軸は普通総より短い、花序はヤヤ掌状;小穂5〜8mm
◆C葉は中肋細く、ヤヤ薄質、円脚、上部の葉は短く被針形(稀にヤヤ長くても線状被針形)
;総は普通少数2〜3(5〜10)本;稈少数叢生か単生、径2〜5mm
(SO、中部) ◆D小穂無芒(穎内芒);葉無毛 、巾8〜12mm;総2〜12本 ;基毛2mm程、褐色【カリヤス】
◆D小穂の芒12〜16mm;葉裏有毛、巾8〜12mm;総2〜3(5)本◆E基毛3〜5mm;小穂6〜8mm
(SOKT、秋田山形以南)
【カリヤスモドキ*】
(S、霧ケ峰)
◆E基毛8〜9mm【シナノカリヤスモドキv】
◆D小穂の芒5〜8mm ;葉裏有毛、巾10〜20mm、裏粉白;総6〜10本;基毛5〜7mm、白色;小穂7〜8mm
(SO、羽後〜近江、内帯)
【オオヒゲナガカリヤスモドキ】
(Kに、「ケカリヤスモドキf;花序中軸や小柄に硬い毛」あり)(Sに、「フイリカリヤスモドキcv;葉白条、観賞」とあり)(Sに、「ススキカリヤス(ススキ
× カリヤス);近江」とあり)
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◆C葉は中肋白く太く目だつ、葉厚く、否円脚で、極長い;総は5〜通常多数;稈は多数叢生
◆D主に海岸;稈径2cm以上;小穂の間隔(節間)は2.5〜3.3mm;総ヤヤ短くしばしば直立傾向、葉鞘中にあり
◇葉巾(15)30〜40mm、裏帯青灰白、稈中部に扇状に集まる傾向、縁外巻で一見平滑、粗部分僅か有り
◇葉舌縁無毛(未だ未見:大場00)◇肩ほぼ無毛<T>、葉基部に白毛集って付く<長田、Y?>
◇芒5〜7mm 、基毛5〜8mm
;第1苞穎は長毛密
(SOKT、関東以西) ◆E葉巾(15)30〜40mm;基毛5〜8mm【ハチジョウススキ*】
(S、伊豆七島)
◆E葉巾10mm以下 ;基毛8.5mm以上【アオガシマススキv】
◆D主に沿海
◇葉巾15〜30mm
;葉は稈中部に集るか、平均に付く、縁ヤヤざらつく
(OKT)
◇肩に長毛あり【エノシマススキ(ハチジョウススキ × ススキ)】
◆D主に内陸;稈径3〜7mm(2cm未満);小穂の間隔(節間)は3.5〜7mm;総は抽出し弧状に下垂する
◇葉巾 8〜20mm、裏淡緑、時にヤヤ粉白;根生及びヤヤ稈生で中部以下に分散し間隔離れて付く、縁極粗
◇葉舌縁短毛疎 ◇肩に長毛著しく多い<T>
◇芒8〜15mm、基毛7〜12mm;第1苞穎の上半短毛散;第2苞穎は無毛
(SOKT、全国)
◆E葉巾8〜20mm、基部無毛◆F小穂5〜7mm【ススキ*】
(九、対馬、海岸)
◆F小穂4.5mm、稈の上端に白毛【イソススキf】
(Sに、「ムラサキイソススキf;イソススキの基毛紫品、九、好石灰」あり)
(SOT、植栽)
◆E葉巾5mm以下;総は僅数【イトススキf】
(Sに、「ホソシマススキcv;イトススキの葉に白条」あり)
《エノシマススキ》
(関東沿海での、ススキとハチジョウススキは判断難しく、雑種のエノシマススキであるという;以下優れた考察あり)
(大場達之2000は、
「◇ハチジョウススキ;葉巾広く灰色がかり縁滑らか、葉鞘口部は無毛;
◇ススキ;葉巾狭く縁は極粗渋、葉鞘口部に長毛;
ところが千葉の海岸産は;葉姿はハチジョウススキでも、殆どが葉鞘口部に長毛散生(1〜2本からススキ似まで色々あり)、葉縁は多少なりざらつき、純粋のハチジョウススキといえるものは殆どない;
従来ハチジョウススキとされた物はエノシマススキであろうと思う;長田1993ではハチジョウススキは葉舌無毛と有るがハチジョウススキの葉舌無毛品をまだ見た事がない;葉鞘口部とは主にタケササでの肩に当たり、稈上部と下部では異なる個体も有り、標本などでは舌の状態なかなか見難い」
と述べる(Y;要約)
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(Sに、「ムニンススキ=オガサワラススキ;葉巾15o以下、中肋のパピラ高い、第1苞穎は5〜7脈;小笠原」;「タカノハススキcv」;「シマススキcv;葉白縦条」;「ムラサキススキf;ススキの基毛紫品、各地深山」;「エゾススキ=マスホノススキ=シモンススキf;稈の上端無毛、花序中軸ヤヤ長い、枝多い、深山、冷温地」)
(ムラサキタカオススキ;台湾原産;小笠原父島、沖縄;などにあるという)
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参考検索2003『ススキ属』
◆A根茎は長く這い、芒はあっても極短い【オギ】
◆A根茎は短縮し、株になる;芒は小穂の外へ出る
◆B花序の総は5本〜多数;小穂は長さ2.5〜6mm
◆C花序の主軸は、総より長い;小穂は長さ3〜3.5mm【トキワススキ】
◆C花序の主軸は、総より短い;小穂は長さ4〜6mm
◆D葉は稈の中部に集まってつき、葉鞘口部は殆ど無毛;葉舌の上端は無毛、葉巾3〜4cmで、縁はサ゛ラ付かない【ハチジョウススキ】
◆D葉は稈の中部に集るか、又は平均して付き、葉鞘口部には長い毛がある;葉舌は殆ど無毛、葉巾1.5〜3cmで、縁はヤヤざらつく【エノシマススキ】
◆D葉は稈に分散して付き、葉鞘口部には長毛が著しく多い;葉舌の上端に短毛あり、葉巾0.6〜2cmで縁はひどくざらつく【ススキ】
◆B花序の総は2〜3本と少数;小穂は長さ7〜8mm【カリヤスモドキ】
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参考検索2001『ススキ属』
◆A芒はないか短く、殆ど苞穎の外に出ない;基毛は銀色;毛を含む小穂の長さは、苞穎の2〜4倍;主に水辺に生える【オギ】
◆A芒は長く、苞穎の外に伸び出る;基毛は金色だが時に紫を帯びる;毛を含む小穂の長さは、苞穎の2倍以下;草地に生える
◆B総は2〜3(5)本と少数;少数の稈が叢生するか単生;小穂は長さ6〜8mm【カリヤスモドキ】
◆B総は5〜多数;葉裏は平滑;多数の稈が叢生する;小穂は長さ2.5〜6mm
◆C花序の主軸は伸びて総よりも長くなる;小穂の大きさは2.5〜4mm【トキワススキ】
◆C花序の主軸は普通総よりも短い、主軸が長い時には、側枝が出て総が円錐花序につく;小穂の大きさは3.5〜6mm
◆D海岸に生える;稈の太さは2cmを超える;総の節間は短く2.5〜3.3mm【ハチジョウススキ】
◆D主に内陸に生える;稈の太さは2cm未満;総の節間は長く3.5〜7mm【ススキ】
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参考検索1973『ススキ属Miscanthus』
◆A根茎は長く這う;基毛は白色で小穂の2〜4倍長、小穂は無毛;葉裏はヤヤ粉白[Tiarrhena]
◆B小穂は無芒、5〜6mm【オギ】
◆B小穂に短芒がある【ツクシオオオギ】
◆A根茎は短縮し稈は叢生;基毛は小穂より少し長いか又はより短い;小穂は有毛[Miscanthus]
◆B円錐花序の主軸は枝より長い;葉は常緑で巾15〜30mm、基毛は4〜6mm、赤渇色;小穂は3〜3.5mm、芒8〜10mm
◆C主軸は長い、第1苞穎は無毛【トキワススキ】
◆C主軸短い;第1穎は有毛【リュウキュウトキワススキ】
◆B花序の主軸は短いか、殆どなく、枝を掌状につける;小穂5〜8mm
◆C葉は著しく長くて厚い;花序の枝は通常多数
◆D葉舌は無毛;葉辺のざらつきは僅か、下面粉白、巾2〜4cm;花序の枝は多く束状に密生;基毛5〜9mm
◆E葉巾1.5〜4cm;基毛5〜8mm【ハチジョウススキ】
◆E葉巾1cm以下、基毛8.5mm以上【アオガシマススキ】
◆D葉舌に長毛あり;花序枝は疎につく;基毛7〜12mm;芒8〜15mm
◆E葉巾8〜20mm◆F小穂5〜7mm;山野生【ススキ】
◆F小穂4.5mm、稈の上端密白毛あり;九州近海生【イソススキ】
◆E葉巾5mm以下、花序の枝は僅数【イトススキ】
◆C上部の葉は短くなり長さ25〜45cm、質薄い;花序の枝は少数
◆D小穂は無芒、5〜6mm;葉は無毛、巾8〜12mm、花序の枝2〜12本、基毛2mm内外、褐色【カリヤス】
◆D小穂は芒があり、葉裏は有毛
◆D花序枝2〜5本、芒12〜16mm、葉巾8〜12mm◆E基毛3〜5mm【カリヤスモドキ】
◆E基毛8〜9mm【シナノカリヤスモドキ】
◆D花序枝6〜10、芒5〜8mm;葉巾10〜20mm;円脚、下面粉白;基毛5〜7mm、白色【オオヒゲナガカリヤスモドキ】
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参考検索1964『ススキ属Miscanthus』
◆A稈は高さ1〜2.5m、径1cm位;葉は長い線形で硬く、長さ50〜80cmで基部へ向かって細まる
◆B長い地下茎のある沼沢植物、稈は単生;小穂の基毛は銀白色の絹毛で、小穂の2〜4倍ある【オギ】
◆B草地に生えて匍匐した地下茎はなく、稈は密に叢生
;小穂の基毛は黄白色または紫色を帯び、小穂より少し長いか、短それより短い
◆C花序の主軸は短く、枝より明らかに短い【ススキ】
◆C花序の主軸は伸長して花序の上端近く迄達し、枝より長い【トキワススキ】
◆A稈は高さ60〜100cm、径2〜3mm;葉は細長い被針形でヤヤ薄く、長さは中央上部のものでは25〜45cm、基部は円く窄む
◆B小穂には芒があり、穂体は長さ7〜8mm;葉の裏面に疎らに毛がある【カリヤスモドキ】
◆B小穂は無芒、長さは5〜6mm;葉は無毛である【カリヤス】
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参考検索1982『ススキ属Miscanthus』
◆A長い根茎があって、水辺に生え、群生するが、株をつくらない;小穂の基毛は銀白色で、長さは小穂の2〜4倍ある【オギ】
◆A根茎は短く、草地に生えテ株をつく;小穂の基毛は小穂よりも少し短いか、または長く、白色で時に紫色を帯びる
◆B花序の主軸は伸長して、ほぼ花序の全長に達し、総より著しく長い【トキワススキ】
◆B花序の主軸は伸長せず、従って花序は散房状で、主軸は総より短いか、少し長い
◆C葉は線形で、花序は多数の総をつける【ススキ】
◆C葉は狭被針形、総は普通は2〜10個【カリヤス】
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『ワセオバナ属(サトウキビ属)Saccharum』[1小花+1頴+長苞]<06/10掲載;2010/1追記>
(Saccharumは、G・S・米倉2009はサトウキビ属とし、O・K・T・大場2009ではワセオバナ属とする)
(総多段;各節小穂2対(片方無柄);1小花、無芒;苞穎同形;小穂基部長毛;総の中軸は関節あり、節毎に切れ小穂脱落)
◆A葉巾3〜8mm;稈極太でなし;野生◆B葉舌1.5〜3mm、葉鞘有毛
(SOKT、関東〜東海、外帯、沿海〜川岸) 【ワセオバナ*】
(S、九以南、沿海〜川岸) ◆B葉舌極短 、葉鞘無毛【ナンゴクワセオバナv】
(Oに、「小山はワセオバナ、ナンゴクワセオバナ連続する見解;大井は分ける、ワセオバナは分布も北に離れ、初島の所見も取り入れ大井の変種説残す」と記す)
(S、砂糖原料栽培) ◆A葉巾2〜4cm;稈極太い;栽培◆B稈や花序中軸に毛無し【シンサトウキビ=サトウキビ】
(S、砂糖原料栽培)
◆B稈上端と花序中軸に長毛【カラサトウキビ=サトウキビ】
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参考検索1973『サトウキビ属Saccharum』(ワセオバナ属;Y)
◆A葉巾2〜4cm;稈も甚だ太い;砂糖原料に栽培◆B花序の中軸に長毛がない【シンサトウキビ】
◆B同所に長毛がある【カラサトウキビ】
◆A葉巾3〜8mm、稈は著しく太くない;自生◆B葉舌1.5〜3mm;葉鞘部有毛;本州産【ワセオバナ】
◆B葉舌極短い、鞘部は無毛、九州以南産【ナンゴクワセオバナ】
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参考検索1964『サトウキビ属Saccharum』(ワセオバナ属;Y)
◆A葉の巾3〜8mm、野生の植物である【ワセオバナ】
◆A葉の巾2〜6mm、栽培植物◆B稈の上端と花序の主軸に毛がある【サトウキビ】
◆B稈や花序の主軸に毛が無い【シンサトウキビ】
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