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『エノコログサ属Setaria』[1小花+1頴+片苞短か短苞];[2小花+短苞]<06/10掲載;2010/6/7少改定>
(Setariaは、G・S・H・O・K・T・H帰など総てエノコログサ属と称す。米倉2009はアワ属とする)
(密集円柱花序;小穂基部に宿存性長剛毛(ササキビ類は否);小穂楕円、無芒;第1苞穎巻形)
◆A密集円柱花序、密な小穂に隠れ中軸は見えず
◆B剛毛は黄金〜渇紫色、4〜8本;登実小花の背は裸出し横皺有り(短苞)
◆C花序巾4mm以下(剛毛除);小穂の巾1mm;根茎は短いが硬い節が顕著で多年草、時に稈中ほどでも分枝
(OKH帰、関東以西) ◇小穂長楕円形、2〜2.3mm ;[1小花+1頴+短苞]【フシネキンエノコロ】
(フシネキンエノコロは若時剛毛が淡緑色なので注意)
(コツブキンエノコロの剛毛は黄金色の場合もあり、また花序の長さが長い場合も普通にあり、キンエノコロとの区別キーには出来ない)
◆C花序巾5mm以上(剛毛除);小穂の巾1.3mm以上;根茎なく1年草;稈基部で分岐する
◆D小穂長楕円形、第1苞穎側は凸(熟期で)
◆E剛毛渇紫色;葉やや暗緑、中肋細い;小穂長2〜2.8mm、巾1.3mm
(SOKT、関東以西) ;[2小花+短苞]【コツブキンエノコロ】(従来品)
◆E剛毛黄金色;葉明緑、中肋白く太い;小穂長2.5mm〜3mm、巾1.8mm
;[2小花+短苞]【コツブキンエノコロ】(剛毛黄金品)
(剛毛黄金品は明らかに従来品とは別タイプと考えられ、現在この方が広くみられるが、小穂などでの違いを明確に示せていない。また、花序の長いものが目立つために、一部でホナガコツブキンエノコロの名称を用いているが、花序の短いものも普通にみれら、花序の長さは連続している。筆者は花序の長いものと短いものについて、区別点を確認できていないが、花序の長さ以外での重要な形質での区別点がはっきりするまでは、この名称を使用すべきでないと考えている)(花序が長く白味を帯びるものもみているが、やはり明確な区別点を示せない)
(SOKT、全国) ◆D小穂広卵形、第1苞穎側が凹〜平ら(熟期で)、2.8mm〜3mm、巾2mm ;剛毛黄金色
;[2小花+短苞]【キンエノコロ】
(Sに、「アイノコキンエノコロ(キンエノコロ × エノコログサ);稀」、とある)(キンエノコロは田中1975によれば、両性花と雄花の2小花である。コツブキンエノコロも同様であった<Y07/8>;「イネ科各種の受粉の秘密」参照)
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◆B剛毛淡緑〜緑色、稀に紫帯びる(フシネキンエノコロは若時剛毛淡緑色)
◆C小穂球形で、巾と高さが同じ、淡黄色に熟し小花のみ脱落し苞穎は残る(片苞短);[1小花+1頴+片苞短]
◇花序に枝あり、ほぼ球形の分花序が明らかで多数ある;花序は垂れる
(SOKT、栽培) ◆D葉巾15〜25mm、花序大15〜5cm × 巾2〜4cm【オオアワ*】
(SOK、栽培) ◆D葉巾10〜12mm、花序小1〜12cm×巾1cm【コアワv】(Oは、アワとの境界はっきりしない、と記す)
(Sに、「ネコマタアワcv;花穂2岐、ヒメアワcv=エノコアワ;穂2〜5p×5o」などある)
◆C小穂楕円〜卵形で、巾より丈が長い、苞穎も脱落し残らない;小穂は淡緑〜紫渇色
◆D登実小花の背は裸出せず(片苞短);[1小花+1頴+片苞短]
◆E花序は多数の分花序に分裂し、分花序は楕円形で小穂の倍長以上の長さの枝がある(片苞短);[1小花+1頴+片苞短]
(SOKT、全国) ◇花序は円柱状でほぼ直立し、時に下部の2〜3個の分花序は断続する;葉巾8〜20mm
【オオエノコロ】(アワとエノコログサの雑種と、エノコログサからアワに移行する過程の植物とがある)
(トピックに、「オオエノコロは間種だけではない」を掲載した。従来オオエノコロはアワとエノコログサの雑種とされる場合が殆どであり、木原らは交雑実験でオオエノコロを作り出してもいる。しかし、エノコログサまたはオオエノコロが栽培改良されてアワに至る途中の植物、いわゆるエノコログサの自然変異の中から生まれてきた植物も野外には存在する。従ってオオエノコロの形の植物が総て雑種であるとは考えられず、むしろエノコログサの変異の中から生まれてきたものとの印象を受ける。
エノコログサの花序も短い枝をもつ分花序の集まりから形成されており、筆者が野外で見る両種は、Oの図にあるような典型品から、分花序の不明なものまで連続して明確に分けられない。ここでは経験値から分花序の枝の長さを線引きとして検索キーとしておく)
(Oに、「葉は裏返らず」とあり;STに、「葉鞘口部に紫斑あり」とある;しかしこれらはエノコログサにもみられると思う)
(Sに、以下細別有るも中間形多い、として記す◇オオエノコロ(狭義);葉無毛、剛毛緑
◇ケオオエノコロf;葉有毛、剛毛緑
◇ムラサキケオオエノコロf;葉有毛、剛毛紫
◇ムラサキオオエノコロf;葉無毛、剛毛紫)(Tに、ムラサキオオエノコロ;刺毛紫、とあり)
◆E花序は全体として1個の円柱をなし、外から分花序は不明で、枝は小穂の倍長以下で短い
◆F剛毛は基部から真直ぐで皆斜上;刺上向き(下に向いザラ付く) ;葉鞘辺有毛;花軸に長軟毛
◇小穂1.8〜2.5mm;葉無毛、円脚?Y;葉鞘口部に紫斑無;葉しばしば裏返りあり【エノコログサ広義】
◆G内陸生;稈脚は通常直立;花序はヤヤ傾き、3〜6cm、剛毛の間に小穂が見える
(SOKT、全国)
◆H葉は円截脚、軟質◆I葉は無毛◆J剛毛緑色;葯暗紫色【エノコログサ*】
(Sに、ボウズエノコロf;剛毛極短 ◇ホソバエノコロf;剛毛紫、葉狭 、などあり)
(SOKT、普通)
◆J剛毛紫色【ムラサキエノコロf】
(籾山1982に、ホソバムラサキエノコロf、あり)
(剛毛の紫色品は各種に見られ、特に河原などに多く見るが、連続すると思われ線引きが難しい;土壌や環境などの影響も考えられ、種子からの栽培で継続性を確認する必要があると思う)
(S、道、本) ◆I葉表有毛【エゾエノコロ=ケエノコロf】
(SKT、川原)
◆H葉はV脚で極鋭頭、硬質、紫帯る【カワラエノコロf=カタバエノコロ】
◆G海岸生;叢生し稈脚曲る;花序は短く直立、2〜4cm、剛毛は小穂が隠れる程密生;葯黄渇色
(SOKT、全国)
【ハマエノコロv】
(Sに、ムラサキハマエノコロf;剛毛紫、あり)(Kに名あり)(Tに、時にある、とある)
◆F剛毛はヤヤ不規則に屈曲し、特に下方のものでは不規則に各方向に向く;葉鞘辺無毛
◆G剛毛の刺は下向き(上に向いザラ付く);花軸は短剛毛でザラ付く、小穂緑色;花序断続する
(SOKH帰、関東以西、九)
【ザラツキエノコロ】
◆G剛毛刺上向きあり(上下混在?Y) ;花軸に短剛毛と長軟毛混在
(SO、帰化)
【イヌエノコロ(エノコログサ
× ザラツキエノコロ)】
◆D登実小花の背は裸出する(短苞);[1小花+1頴+短苞]
◆E花序巾4mm以下(剛毛除)極細◇根茎節くれ硬く短;花軸に長毛なく短毛【フシネキンエノコロ】
◆E花序巾4mm以上
◇剛毛刺上向き(下に向いザラ付く);葉鞘辺有毛;花軸に長軟毛
(SOKT、全国) ◇小穂2.5〜3mm ;葉表通常有毛、漸狭脚【アキノエノコログサ*】
(Sに、◇ムラサキアキノエノコロf;葉有毛、剛毛紫)(Tに、芒が紫色;時にある、とあり
◇ミドリアキノエノコロf;葉有毛、剛毛緑
◇ケナシアキノエノコロf;葉無毛、などあり)
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◆A円錐花序、枝や中軸が見える;小穂は有柄;[1小花+1頴+短苞]
◆B叢生する;葉巾広く1.5〜7cm、シュロやヤシ様に縦に折り畳まれ縦皺あり;小花背に横皺有り
(SO、九以南) ◆C葉巾1〜3cm;花序18〜25cm、巾3〜5cm ;小穂長卵形、3.3〜4mm、横皺目立つ【コササキビ】
(SO、九以南) ◆C葉巾3〜7cm;花序30〜50cm、巾10〜20cm;小穂卵形、3mm 、横皺目立たず【ササキビ】
◆B根茎は長く這い、鱗片厚く重なる;葉細く5〜15mm巾;小花背に横皺無し
(SOKT、東北以西) ◆C葉巾5〜15mm;花序の枝長い【イヌアワ】
(S、東京、帰化) ◆C葉巾5〜7mm ;花序は細長い【ヒメイヌアワ】
(他に、ヒメササキビ、クロボキンエノコロ、アフリカキンエノコロ、などの和名みうける)
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参考検索2003『エノコログサ属Setaria』
◆A多年草で硬い鱗片に被われた根茎がある;花序は円錐状で疎らに主軸につく【イヌアワ】
◆A1年草で根茎は無い;花序は円柱状で主軸に密につく
◆B花序に短い枝がある◆C花序は垂れ、熟すと淡黄色;小花のみ脱落【アワ】
◆C花序は殆ど直立〜ヤヤ垂れる、淡緑〜紫渇色;小花は苞穎と共に脱落【オオエノコロ】
◆B花序に枝がなく密
◆C刺毛は淡緑色または帯紫色、1〜3本
◆D小穂は長さ1.8〜2.5mm、第2苞穎は小穂と同長◆E稈の基部は直生;刺毛は小穂の3〜4倍【エノコログサ】
◆E稈の基部は斜めに立つ;刺毛は小穂の4〜5倍【ハマエノコロ】
◆D小穂は長さ2.8〜3mm、第2苞穎は小穂の2/3〜3/4で第2小花の背が露出する【アキノエノコログサ】
◆C刺毛は黄金色または渇紫色、5〜8本
◆D小穂は2.8〜3mm、帯白色、刺毛は黄金色;花序の巾は7〜9mm【キンエノコロ】
◆D小穂は2〜2.8mm、淡緑色、刺毛は渇紫色;花序の巾は5〜6mm【コツブキンエノコロ】
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参考検索2001『エノコログサ属Setaria』
◆A円錐花序は散開【イヌアワ】
◆A円錐花序の枝は短く円柱状
◆B花序の剛毛は黄〜黄渇色
◆C稈の中ほどでも分枝する;花序は刺毛を除き太さ4mm以下【フシネキンエノコロ】
◆C稈は基部のみで分枝する;花序は刺毛を除き太さ5mm以上
◆D剛毛は黄色;第1苞穎は1.2mmより長い;小穂は2.8mmよりも長く広卵形【キンエノコロ】
◆D剛毛は黄渇色;第1苞穎は1.2mmより短い;小穂は2.8mmよりも短く長楕円形【コツブキンエノコロ】
◆B花序の剛毛は淡緑〜淡緑紫色
◆C花序は下部で僅かに短い枝がある◆D小穂全体が脱落する【オオエノコロ】
◆D小花のみ脱落する【アワ】
◆C花序は円柱形
◆D剛毛はヤヤ不規則に展開し、剛毛の下から上に向かってザラ付く【ザラツキエノコロ】
◆D剛毛は総て斜上し、剛毛の上から下に向かってザラ付く◆E登実小花(第2小花)の背は露出する【アキノエノコログサ】
◆E登実小花の背は露出しない
◆F花序は長さ3〜6cm;内陸部に生える【エノコログサ】
◆F花序は長さ2〜4cm;海岸に生える【ハマエノコロ】
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参考検索1973『エノコログサ属Setaria』
◆A円錐花序は疎に分岐;小穂は1部だけ基に剛毛がある
◆B根茎は長く這い厚い鱗片重なる;葉は細長く巾5〜15mm;小花に横皺がない[Panicatrix]
◆C葉巾5〜15mm、花序の枝は長い【イヌアワ】
◆C葉巾5〜7mm、花序は細長い【ヒメイヌアワ】
◆B根茎は短縮、葉は巾広く1.5〜7cm、横皺あり[Ptychophyllum]
◆C葉巾1〜3cm;小穂は長卵形、横皺著明;花序長さ18〜25cm【コササキビ】
◆C葉巾3〜7cm;小穂は卵形、横皺は著しくない;花序長さ30〜50cm【ササキビ】
◆A花序は密生[Setaria]
◆B花序は短い枝と少し隙間あり◆C花序は普通点頭、熟して淡黄色;小花のみ脱落
◆D葉巾15〜25mm;花序は大15〜5×2〜4cm【オオアワ】
◆D葉巾10〜12mm;花序は小、1〜12×1cm【コアワ】
◆C花序は直立、緑色又は渇紫色;小穂は苞穎と共に脱落【オオエノコロ】
◆B花序は直生、全く枝なく密生
◆C剛毛5〜8本;黄又は黄渇色;葉鞘の辺毛がない
◆D小穂2〜2.8mm;剛毛は黄渇色;花序は通常短い;幹脚は少し横臥【コツブキンエノコロ】
◆D小穂2.8〜3mm、剛毛は黄金色;花序は長い;幹脚は横に這はない【キンエノコロ】
◆C剛毛1〜3(稀に退化小穂に4〜6本)、緑又紫色
◆D剛毛は不規則に屈曲、下方のものは不規則に各方向へ向く;葉鞘の辺は無毛
◆E小穂の剛毛は逆向粗造;花序中軸に短剛毛ありて粗造;小穂は緑色【ザラツキエノコロ】
◆E小穂の剛毛は上向粗造;花序中軸は短剛毛と長軟毛と混生【イヌエノコロ】
◆D剛毛の基部は曲らない、すべて斜上向;葉鞘辺に辺毛
◆E小穂2.5〜3mm、第2苞穎は登実小花より短い;上葉は基部次第に狭くなる【アキノエノコログサ】
◆E小穂1.8〜2.5mm、第2苞穎は登実小花と同長
◆F鞘口部に紫斑がある【オオエノコロ】
◆F鞘口部に紫斑がない
◆G稈脚叢生し曲る;花序は短くて直立;剛毛は小穂が隠れる位に密生【ハマエノコロ】
◆G稈脚は通常直生;花序は円柱状でいくらか傾く;剛毛の間から小穂が見える
◆H葉脚は尖り、先は著しく鋭尖、硬質【カワラエノコロ=カタバエノコロ】
◆H葉脚は円截形、軟かい◆I葉面は無毛◆J剛毛は緑色【エノコログサ】
◆J剛毛は紫色【ムラサキエノコロ】
◆I葉の表面に毛がある【エゾエノコロ】
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参考検索1964『エノコログサ属Setaria』
◆A花序は円錐状に散開し、枝および中軸は良く伸張して外から見える;小穂は有柄
◆B葉は扁平、小花の背(即ち登実護穎の外側)は平滑である;地下茎は横に長く葡い、稈は単生または疎らに叢生する【イヌアワ】
◆B葉はシュロの葉またはヤシの葉の様に縦に畳まれる;小花の背に横皺がある;地下茎は短縮して稈は多数叢生
◆C花序は長さ18〜25cm、巾3〜5cm、小穂は長さ3.5〜4mm;小花の背の横皺は明らかである【コササキビ】
◆C花序は長さ30〜50cm、巾10〜20cm、小穂は長さ3mm;小花の背の横皺は明らかでない【ササキビ】
◆A花序は柱状に詰まり、枝は無く、中軸は密な小穂に隠れて外から見えない;小穂は無柄または殆ど無柄
◆B花序の剛毛は黄色または黄渇色、1個の小穂下に5〜8本ある
◆C稈の基部は立ちまたは斜上するが横に葡わない;稈は高さ50〜90cm;花序は長さ4〜15cmある【キンエノコロ】
◆C稈の基部は横に葡う;稈は高さ15〜30cm、花序は長さ2.5〜5cmある【コツブキンエノコロ】
◆B花序の剛毛は緑色または黄緑色;稀に紫色を帯びる事があり、1個の小穂下に1〜3本、時に小穂の退化により4〜6本になる事もある
◆C花序は多数の分花序に分裂している;時に円柱の下部の2〜3個の分花序は断続する
◆D小穂は成熟すれば濃黄色となり、小花だけ脱落する;苞穎は剛毛と共に花序に残着【アワ】
◆D小穂は成熟しても淡緑色であり、その基部から脱落する;剛毛だけ花序に残着【オオエノコログサ】
◆C花序は全体として1個の円柱をなし、分花序は不明である
◆D小穂下の剛毛は基部に近く不規則に曲がり、特に下方のものにおいて不規則に各方向に向く
◆E小穂下の剛毛は下向きにザラ付き、花序の中軸は短い剛毛でザラ付く【ザラツキエノコログサ】
◆E小穂下の剛毛は上向きにザラ付き、花序の中軸には短い剛毛と白い長軟毛との両方がある【イヌエノコログサ】
◆D小穂下の剛毛は基部から真直で、総て同様に斜め上に向く
◆E登実小花は第2苞穎と同長である;従って登実小花の背は外から見えない;小穂の長さは1.8〜2.5mm;稈上葉の基部は円く窄む
◆F小穂は長い円柱形、先は垂れる;内陸にも生える【エノコログサ】
◆F小穂は倒卵楕円形、直立;海岸または近海の地に生える【ハマエノコロ】
◆E登実小花は第2苞穎の1.5〜2倍長だる;従って小花の背は外から見える;小穂は長さ2.5〜3mm、稈上葉の基部は漸次に狭る【アキノエノコログサ】
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参考検索1982『エノコログサ属Setaria』
◆A多年草で、地下に硬い鱗片に被われた長い根茎がある;花序は円錐状で、枝は疎らに主軸につき、芒は数が少ない;第4頴は平滑である【イヌアワ】
◆A1年草で根茎は無い;花序は円柱状で、枝は短くて主軸に多数つき、密に多数の芒及び小穂をつける
◆B葉鞘の縁に毛がある;芒は淡緑色または帯紫色
◆C小穂は長さ2〜2.7mm、第2穎は殆ど小穂と同長で、従って第4頴の背面は露出しない【エノコログサ】
◆C小穂は長さ約3mm、第2穎は小穂より短く、従って第4頴の背面は露出する【アキノエノコログサ】
◆B葉鞘の縁に毛がない;芒は帯黄渇色
◆C小穂は長さ約3mm、第4頴はあらい横皺があり、ホ゛ート形で、背面の上方は多少竜骨状になる;芒は黄金色【キンエノコロ】
◆C小穂は長さ2〜2.8mm、第4頴は細かい横皺があり、背面の上方は竜骨状にならない;芒は帯黄渇色【コツブキンエノコロ】
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