HPtop イネ科top 属の検索 ineka16
『スズメノチャヒキ属Bromus』[4〜16小花+短苞]<Y;06/09>(多小花2列;護穎5(7)脈;小穂15mm以上、有柄;多くは苞穎不同;多くは護穎有芒;完筒、多くは多毛)
《属概要》(スズメノチャヒキ属は種数多い為、以下の様に分ける)
◇T 護穎の背は2ツ折れ、小穂は極扁平
◇U 護穎の背は丸い、ヤヤ竜骨有る程度;小穂円筒か僅かに扁平
◇V ハトノチャヒキ、ヒバリノチャヒキ、は混乱があり別記する
――――――――――――――――――――――――――――――――――― 各図鑑の参考検索
◇T護穎の背は2ツ折れ、小穂は極扁平
(SOKTH帰、全国) ◆A葯は0.5mm以下で花序外にでることはない ;内穎は護穎の1/2以下【イヌムギの閉鎖花株】
◆A葯は3mm以上あり、花期に小穂外に抽出する(閉鎖花は葯1mm以下)
(Kでは、開花型は最近帰化と推定している)◆B内穎は護穎の1/2以下 【イヌムギの開花株】
(OKTH帰、全国)
◆B内穎は護穎の2/3以上(H帰で3/4以上)【ヤクナガイヌムギ】
◆葯の長さについて;葯の長さは採集時点の生育度により異なり、花序の下部では発達が遅く短い葯が混じるので、この寸法はキーとならない。
◆内頴の長さについて;内頴の比を判定する場合、花序の上部と下部ではそれほど異なることは少なかったが、小穂の小花の位置では上部ほど短くなる場合が見られ、判定は、花序の上部の小穂の基部の小花で、判断すべきである。トピックに詳細あり。
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
◇U 護穎の背は丸い、ヤヤ竜骨有る程度;小穂円筒か僅かに扁平 (Y;06/09掲載;12/06一部修正)
◆A第1苞穎は1脈;第2苞穎は3脈
◆B護穎の芒は極短くて2mm〜無し(小穂より明らかに短い);葉巾3〜10mm
◆C花序は直立し、匍匐枝がある、全草ほぼ無毛;護穎は被針形、10〜13mm、芒は0〜1mmで微小
(SOKTH帰、道に多、本〜九では稀、路傍) (H帰で、節・葉・葉鞘・護穎が、有毛品と無毛品とあると記す)【コスズメノチャヒキ】
◆C花序は点頭し、匍匐枝はない、全草に軟毛多;護穎は卵楕円、9〜12mm、芒2〜5mm;葉表に軟毛散生、裏無毛
(SO、道、低地草原)
【クシロチャヒキ】
◆B護穎の芒は1cm以上で小穂より長い
◆C花序の枝は小穂より短い;花序は密集する
◆D花序の枝は1cm以下;護穎9〜13mm、軟毛密生する;第1苞穎は8mm;第2苞穎は10mm
;葉巾1.5〜3mm;護穎の先は2裂し間から芒でる、;芒15〜20mm;内穎は護穎より僅かに短い
(OKH帰、神奈川、静岡、三重、兵庫、岡山、香川、開港地)
【チャボノチャヒキ】
(H帰、大分、兵庫) ◆D花序の枝は1cm;護穎12〜20mm (第2苞穎がは3脈?かは未確認)【マドリードチャヒキ】
◆C花序の枝は小穂より長く、花序は散開する;葉巾(2)3〜7mm
◆D小穂は線被針形、巾2〜4mm(属中特に細い);護穎の先は漸次細く芒に;内穎は護穎の2/3;葉深緑で独特
(SOKT、全国、平地、丘陵) ◇芒7〜15mm、護穎10〜13mm、無毛;第1苞穎は5〜7mm;第2苞穎は8〜11mm【キツネガヤ】
◆D小穂被針〜楕円被針形;護穎の先は2裂し間から芒でる
◆E芒30〜60mm、護穎20〜30mm、短毛あり;第1苞穎は15〜20mm;第2苞穎は22〜30mm
(SOKTH帰、全国、路傍) ◇内穎は護穎よりやや短い;少なくとも花序の下では稈有毛【ヒゲナガスズメノチャヒキ】
◆E芒15〜30mm、護穎13〜22mm、無毛 ;第1苞穎は8<S、大井、小山>、8〜14mm<O、K>;第2苞穎は10〜18mm
◇内穎は護穎の半長〜10/9で変異あり;花序下の部分も稈は無毛で平滑
(SOKTH帰、全国、路傍、稀)
【アレチノチャヒキB.sterilis=ニセキツネガヤ】
◆E芒12〜15mm、護穎 9〜12mm、軟毛疎ら;第1苞穎は5〜7mm ;第2苞穎は7〜10mm
(SOKTH帰、全国、荒地) ◇内穎は護穎の3/4長;稈上部に短軟毛あり【ウマノチャヒキ*】
(SKTH帰)
◆小穂に毛少なく縁に長毛無し品【メウマノチャヒキv】
−−−
◆A第1苞穎は3〜5脈;第2苞穎は5〜7脈
◆B護穎の背上部から3芒でる、中央芒は1cmで反曲する、左右の芒2〜5mmで直立;花序直立?;葉巾1〜2mm
(SH帰、静岡1952、群馬1987、稀)
【オニチャヒキ】
◆B護穎の芒は1個、または殆ど無芒
◆C枝は小穂より長く、花序は散開する;小穂は無毛
◆D護穎は菱形で長さと巾がほぼ等しく、無芒または1mm以下の短芒あり
(OH帰、長野、宮崎)
【ニセコバンソウ】
◆D護穎は巾より長さ明らかに長く、芒は明らか
◆E鞘普通無毛、時に下方鞘微毛(ルーペ)
◇葯0.5〜3mmで、護穎の半長より短い;護穎は無毛、広楕円形
◇葉表粗毛散、裏無毛か微毛;内穎は中部以上が最広
◇熟期に護穎縁内巻し小軸見える;小穂は長楕円形、ヤヤ扁平;各芒の先は離れ、硬く真直ぐ
(SOKH帰、道〜琉球、荒地)
【カラスノチャヒキ】
◆E下部の鞘普通有毛
◆F葉鞘は全面有毛;葯は3〜5mmで、護穎のほぼ半長;護穎は無毛か小点散生、狭長楕円形
(SH帰、静岡) (第1苞穎は1脈;第2苞穎は3脈)【アレチチャヒキB.arvensis】=ニセスズメノチャヒキ?
◆F下部の葉鞘に下向短毛多い;花序の枝はやや斜上;小穂は長楕円形、やや扁平;各芒先は離れ真直ぐ
◇葯0.5〜3mmで、護穎の半長より短い;葉は両面軟毛多い
(SOKTH帰、道、本、九) ◇護穎先の1mm下から芒出る;熟期小花即脱落し苞穎残目立つ【ムクゲチャヒキ】
◆F下部の葉鞘に開出長軟毛密生;花序の枝は開出する;小穂は被針形、偏円筒状
◇葯0.5〜3mmで、護穎の半長より短い;葉は両面軟毛多い;上方小花の芒長く、先ヤヤ中央に集り、乾くとヤヤ外曲する
(SOKT、全国) ◇護穎先の1.5〜2.5mm下から芒出る;小花は熟してやっと脱落【スズメノチャヒキ】
◆C枝は小穂より短く、花序は詰り密生直立する
(SH帰、植栽逸出)◆D小穂は2.5〜3cm以上;護穎の芒は基部で屈曲する【オオチャヒキ】
◆D小穂は2cm以下 ;護穎の芒は基部で屈曲しない;葉鞘軟毛密
◆E小穂ヤヤ膨む;護穎8〜11mm、厚質、広倒卵形、伏毛密生、芒は直立;葉巾3〜5mm
(SOKTH帰、道に多、本四で少ない)
【ハマチャヒキ】
◆E小穂ヤヤ扁平【ハトノチャヒキ】【ヒバリノチャヒキ】 Vへ
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
◇Vハトノチャヒキ、ヒバリノチャヒキ、(混乱がありここに別記する)<Y;06/09> 各図鑑の参考検索
◆A護穎背丸、ヤヤ竜骨有る程度;小穂円筒か僅かに扁平
◇第1苞穎は3〜5脈、第2苞穎は5〜7脈
◇護穎の芒は1個または殆ど無芒
◇枝は小穂より短く、花序詰り密生直立
◇小穂は2cm以下 ;護穎の芒は基部で屈曲しない;葉鞘軟毛密
―――
(SOKTH帰) ◆B小穂ヤヤ膨む;護穎8〜11mm、厚質、広倒卵、伏毛密;熟期も芒直立;葉巾3〜5mm【ハマチャヒキ】
◆B小穂ヤヤ扁平
◇護穎7〜
8mm、薄質、長楕円、ヤヤ立毛;熟期の芒は反曲する;葉巾2〜3mm
(SKTH帰、路傍、陽地)
【ハトノチャヒキ】
(H帰では、「ハトノチャヒキは熟すと護穎の芒が反曲する事でハマチャヒキと区別されるが、日本のハトノチャヒキとされる標本では区別が明らかではない」、と記す)
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
《ヒバリノチャヒキ》
(H帰では、
「ヒバリノチャヒキは、1952岡村はた兵庫採集品を、村田源1953が、ヒバリノチャヒキB.ramosus Huds.と同定し、和名新称したが、その標本は第1苞穎に3脈あり、葉や葉鞘は有毛で、これはスズメノチャヒキと思われる」、
また、「杉本順一1984はヒバリノチャヒキB.racemosus L.として清水市を記録し、「ハトノチャヒキに似て小穂はヤヤ密生する;小柄は短く直立し;護穎は無毛、13mm;芒5〜7mm」とある、これはB.racemosusの可能性はある」「従ってB.ramosusの日本への帰化記録はないと判断した」と記す)
―――
(一方H帰での検索では、
「B.racemosus;苞穎1は3〜5脈;護穎の芒は1個または殆ど無芒;花序の枝は小穂よりも長く、花序は散開する;葯は0.5〜3mm、護穎の1/2よりも明らかに短い;熟しても護穎の縁は内側に巻かず、内穎は護穎よりも明らかに短い;護穎6〜8mm」
と記され、少し本文と数値異なるので以下に整理する)
―――
(尚、杉本1973での検索では、ヒバリノチャヒキB.racemosus L.「第1苞穎は1脈;第2苞穎は3脈;花序は点頭する;護穎長さ13mm、芒はその半長」とあり)
―――
以上をまとめると、
◎B.racemosus;第1苞穎は1脈 ; 花序は点頭する;護穎13mm、芒はその半長;ヒバリノチャヒキ
(S1973検索)
◎B.racemosus ;「花序はやや密生;護穎13mm;芒5〜7mm」と杉本1984にあり可能性はある(H帰03本文)
◎B.racemosus;第1苞穎は3〜5脈; 花序は散開する;護穎6〜8mm
(H帰03検索)
◎B.ramosus ;第1苞穎は1脈 ;葉鞘は有毛
;護穎には長さ4〜5mmの芒がある;未帰化
(村田ヒバリノチャヒキ)(H帰03検索)
(B.racemosusの第1苞穎の脈数が未確認のため、検索での位置不明である<Y>)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
この頁top
参考検索2003『スズメノチャヒキ属Bromus』(外花頴・内花頴とは「イネ科の用語」参照)
◆A外花穎の背面は強く2つに折れ、小穂は極めて扁平◆B内花穎は外花穎の3/4またはそれよりも長い【ヤクナガイヌムギ】
◆B内花穎は外花穎の1/3〜1/2の長さ【イヌムギ】
◆A外花穎の背面は丸く、小穂は円筒形または僅かに扁平
◆B第1苞穎は3〜5脈
◆C外花穎の芒は3個【オニチャヒキ】
◆C外花穎の芒は1個または殆ど無芒
◆D花序の枝は小穂よりも長く、花序は散開する
◆E外花穎は菱形で長さと巾がホボ等しく、先は無芒または長さ1mm以下の短い芒がある【ニセコバンソウ】
◆E外花穎は明らかに巾より長さが大きく、先には明らかな芒がある
◆F葯は長さ3〜5mm、外花穎のホボ1/2長【B.arvensis】(ニセスズメノチャヒキ?=アレチチャヒキ?;Y)
◆F葯は長さ0.5〜3mm、外花穎の1/2よりも明らかに短い
◆G熟すと外花穎の縁は内側に巻き、内花穎は外花穎と同長【カラスノチャヒキ】
◆G熟しても外花穎の縁は内側に巻かず、内花穎は外花穎よりも明らかに短い
◆H外花穎は長さ6〜8mm【B.racemosus】(杉本ヒバリノチャヒキ;Y)
◆H外花穎は長さ8〜11mm
◆I小花は落ち易く、外花穎の芒は硬くて真直ぐ【ムクゲチャヒキ】
◆I小花は十分に熟さないと落ちず、外花穎の芒は先が次第に細くなり、
上方の小花の芒は多少外曲する【スズメノチャヒキ】
◆D花序の枝は小穂よりも短く、花序は詰る◆E小穂は長さ2cm以下;外花穎の芒は基部で屈曲しない【ハマチャヒキ】
◆E小穂は長さ3cm以上;外花穎の芒は基部で屈曲する【オオチャヒキ】
◆B第1苞穎は1脈
◆C外花穎は芒はないか、あっても小穂よりも明らかに短い
◆D全体に無毛;外花穎は無芒または長さ1〜2mmの短い芒がある【コスズメノチャヒキ】
◆D葉鞘は有毛;外花穎には長さ4〜5mmの芒がある【B.ramosus】(村田ヒバリノチャヒキ未帰化;Y)
◆C外花穎の芒は小穂よりも長い
◆D外花穎の先は次第に細くなって芒になる【キツネガヤ】
◆D外花穎の先は2裂し、その間から芒が出る
◆E花序の枝は小穂よりも長く、花序は散開する
◆F外花穎は長さ13〜30mm、芒は長さ15〜60mm
◆G外花穎は長さ20〜30mm、芒は長さ30〜60mm【ヒゲナガスズメノチャヒキ】
◆G外花穎は長さ13〜20mm、芒は長さ15〜30mm【アレチノチャヒキsterilis】(=ニセキツネガヤ;Y)
◆F外花穎は長さ9〜12mm、芒は長さ12〜15mm【ウマノチャヒキ】
◆E花序の枝は小穂よりも短く、花序は密集する
◆F外花穎は長さ9〜13mm;花序の枝は長さ10mm以下【チャボチャヒキ】=チャボチャヒキ
◆F外花穎は長さ12〜20mm;花序の枝は長さ10mm以上【マドリードチャヒキ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
参考検索2003『スズメノチャヒキ属』
◆A護穎の背は竜骨あり、小穂は強く扁平◆B内穎は護穎の長さの1/2〜3/4;芒は0〜4mm【イヌムギ】
◆B内穎は護穎よりヤヤ短い程度 ;芒は4〜10mm【ヤクナガイヌムギ】
◆A護穎の背は丸いかヤヤ竜骨ある程度;小穂は扁平にならない
◆B多年草、第1苞穎は1脈、第2苞穎は3脈◆C護穎は線状被針形、芒は7〜15mm【キツネガヤ】
◆C護穎は被針形 、芒は0〜1mmで微小【コスズメノチャヒキ】
◆B1〜2年草
◆C第1苞穎は1脈、第2苞穎は3脈、護穎は線状被針形
◆D第2苞穎は10mm以下;護穎10〜12mm;芒は12〜14mm;小穂は軟毛がある【ウマノチャヒキ】
◆D第2苞穎は10mm以上;護穎17〜30mm;芒は20〜50mm;小穂は短毛で、サ゛ラ付く
◆E護穎は17〜20mm(本文で13〜22);芒は2〜3cm【アレチノチャヒキ】
◆E護穎は25〜30mm;芒は3.5〜5cm【ヒゲナガスズメノチャヒキ】
◆C第1苞穎は3〜5脈、第2苞穎は5〜7脈;護穎は長楕円形
◆D花序の枝短くつまる
◆E小穂はヤヤ膨らみ円筒形に近い;護穎は倒卵状楕円形で、寝た毛が密、長さ8〜11mm;芒は直立する【ハマチャヒキ】
◆E小穂はヤヤ扁平;護穎は長楕円形で、斜めに立上がった毛が密、長さ7〜8mm;芒は熟すと外曲する【ハトノチャヒキ】
◆D花序の枝は長い◆E小花は苞穎残して容易に脱落し、護穎はヤヤ固く芒は直立【ムクゲチャヒキ】
◆E小花は熟してやっと脱落し、護穎はヤヤ柔かく上方小花の芒は乾くと外曲する【スズメノチャヒキ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
参考検索2001『スズメノチャヒキ属』
◆A護穎の背面が強く2ツに折れ、小穂は極めて扁平◆B内穎は護穎の1/2の長さ【イヌムギ】
◆B内穎は護穎の3/4よりも長い【ヤクナガイヌムギ】
◆A護穎の背面は円く、小穂は円筒形または僅かに扁平
◆B第1苞穎は3〜5脈
◆C花序の枝は短く、花序は詰る;小穂は有毛
◆D護穎には長さ0.1〜0.3mmの寝た毛が密生し、芒は直立【ハマチャヒキ】
◆D護穎には長さ0.5mmのヤヤ立った毛が密生し、芒は熟すと外曲【ハトノチャヒキ】
◆C花序の枝は長く、花序は散開する;小穂は無毛
◆D葉鞘は無毛または微細な毛があり、葉身は上面に粗毛が散生し、下面は無毛または微細な毛がある
;熟すと護穎の縁は内側に巻く;内穎は護穎と同長【カラスノチャヒキ】
◆D葉鞘は開出する粗毛が密生し、葉身は両面に粗毛;熟しても護穎の縁は内側に巻かない;内穎は護穎よりもヤヤ短い
◆E小花は落ち易く、護穎の芒は硬くて真直ぐ【ムクゲチャヒキ】
◆E小花は十分に熟さないと落ちず、護穎の芒は先の方が次第に細くなり、上方の小花の芒は多少外曲する【スズメノチャヒキ】
◆B第1苞穎は1脈
◆C護穎の芒は極めて短い(<2mm)【コスズメノチャヒキ】
◆C護穎の芒は極めて長い(>1cm)
◆D護穎の先は次第に細くなって芒になる【キツネガヤ】
◆D護穎の先は2裂し、その間から芒が出る
◆E護穎は長さ15〜30mm;芒は長さ20〜50mm
◆F葉や葉鞘には開出した粗毛が多く、花序の付根は有毛;護穎は長さ20〜30mm、芒は長さ30〜50mm【ヒゲナガスズメノチャヒキ】
◆F葉や葉鞘には微細な毛があり、花序の付根は有毛(無毛?Y);護穎は長さ13〜20mm、芒は長さ20〜30mm【アレチノチャヒキ】
◆E護穎は長さ10〜15mm、芒は長さ10〜15mm◆F花序は枝が短く密集する【チャボノチャヒキ】
◆F花序は枝が長く散開する◆G小穂は有毛【ウマノチャヒキ】
◆G小穂は無毛【メウマノチャヒキ】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
参考検索1992『スズメノチャヒキ属Bromus』
◆A小耳有り;葉舌厚膜質、截形;頚帯明瞭で背狭【キツネガヤ】
◆A小耳無し;葉舌薄膜質、頚帯明瞭背狭
◆B葉舌不斉歯牙状◆C葉舌背有毛◆D葉舌背の毛有疣軟毛;節軟毛密【ムクゲチャヒキ】
◆D葉舌背の毛軟毛;節無毛【ハマチャヒキ】
◆D葉舌背の毛短毛【ヒゲナガスズメノチャヒキ】
◆C葉舌背無毛;葉舌3mm以下;葉身有疣軟毛;葉鞘・節無毛【カラスノチャヒキ】
◆B葉舌鋭形;葉舌縁不斉歯牙状;葉・節・無毛;葉鞘軟毛疎【イヌムギ】
◆B葉舌喫歯状◆C葉舌背短毛;葉・鞘・白長軟毛【スズメノチャヒキ】
◆C葉舌両面軟毛;葉有疣軟毛;葉鞘軟毛【ウマノチャヒキ】
◆B葉舌截形 ;葉舌背長軟毛;葉・鞘・節・長軟毛と軟毛【ヒバリノチャヒキ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
参考検索1973『スズメノチャヒキ属Bromus』
◆A小穂は著しく側扁、護穎の背は高い鋭稜形;葉鞘は無毛;小穂の芒は0〜3mm[Ceratochloa]新大陸原産
◆B小穂は直生、芒0〜1mm【イヌムギ】
◆B小穂は点頭、芒3mm【ノゲイヌムギ】
◆A小穂は少し側扁、護穎の背は丸いか少し稜角のあるも竜骨なし
◆B護穎に3本の芒あり【オニチャヒキ】
◆B護穎は芒がないか、1本づつの芒がある
◆C多年草;第1苞穎は1脈;第2苞穎は3脈
◆D護穎は線状被針形、長さ12〜15mm、芒は7〜15mm[Stenofestuca]【キツネガヤ】
◆D護穎は広被針形又は狭長楕円形;芒は護穎の半長以下時に欠く[Zerna]
◆E匍枝を引く;花序は直生、芒0〜1mm【コスズメノチャヒキ】
◆E匍枝がない;花序は点頭する◆F護穎長さ10〜12mm、芒は短い【クシロチャヒキ】
◆F護穎長さ13mm、芒はその半長【ヒバリノチャヒキ】
◆C一二年草
◆D第1苞穎は1脈;第2苞穎は3脈;護穎は線状被針形[Anisantha]
◆E第2苞穎10mm以下;護穎10〜12mm、芒12〜14mm◆F小穂は有毛【ウマノチャヒキ】
◆F小穂は無毛【メウマノチャヒキ】
◆E第2苞穎10mm以上;護穎17〜30mm、芒2〜5cm
◆F第1苞穎8mm、護穎17〜20mm、芒2〜3cm【アレチノチャヒキB.sterilis=ニセキツネガヤ】
◆F第1苞穎5mm、護穎25〜30mm、芒3.5〜5cm【ヒゲナガスズメノチャヒキ=オオキツネガヤ】
◆D第1苞穎3〜5脈、第2苞穎5〜7脈、護穎は狭長楕円形[Bromus]
◆E護穎に軟毛密生;花序はヤヤ密◆F小穂はヤヤ扁平、護穎は質薄く長楕円形【ハトノチャヒキ】
◆F小穂はヤヤ膨らむ;護穎は厚くて広楕円形【ハマチャヒキ】
◆E護穎は無毛または小点を散生する
◆F花序は密生;小穂は大、長さ3cm【オオチャヒキ】
◆F花序は粗生;通常傾下又は点頭;小穂15〜25mm
◆G葉鞘は基部の外は無毛;芒長3〜5mm【カラスノチャヒキ】
◆G葉鞘は全面有毛;芒は護穎と同長内外
◇葉鞘と葉身に軟毛多し◆H小穂の上方の芒は乾くと外へ弓曲する【スズメノチャヒキ】
◆H芒は曲らない◆I内穎は護穎と同長【アレチチャヒB.キarvensis】
◆I内穎は護穎より短い【ムクゲチャヒキ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
参考検索1964『スズメノチャヒキ属Bromus』
◆A小穂は左右から強く圧扁され扁平である【イヌムギ】
◆A小穂は円柱形または果時僅かに左右扁平であるが縁は鈍い
◆B第1苞穎は3〜5脈、第2苞穎は7〜9脈がある
◆C花序は散開して、長い枝がある◆D葉は無毛、小花は果時ふくらみ脱落し易い【カラスノチャヒキ】
◆D葉は毛がある;小花は果時に特に膨らまない【スズメノチャヒキ】
◆C花序は詰まって、枝は明らかでない【ハマチャヒキ】
◆B第1苞穎は1脈、第2苞穎は3脈
◆C長い走出枝がある【コスズメノチャヒキ】
◆C走出枝なく、叢生する
◆D小花は長さ12mm以下、芒は長さ2cm以下である
◆E芒は小花の半長またはそれより短い【クシロチャヒキ】
◆E芒は小花の半長から小花より長い◆F稈は高さ20〜50cm、1年草【ウマノチャヒキ】
◆F稈は高さ60〜90cm、多年草【キツネガヤ】
◆D小花は長さ1.5〜3cm、芒は長さ2〜5cm◆E芒は長さ2cm、第1苞穎は長さ8mm【アレチノチャヒキ】
◆E芒は長さ3〜5cm、第1苞穎は長さ15mm【ヒゲナガスズメノチャヒキ】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
参考検索1982『スズメノチャヒキ属Bromus』
◆A多年草;小穂は深緑色、護穎は狭被針形【キツネガヤ】
◆A1年草;小穂は白緑色または緑色
◆B護穎は線状被針形、第1苞穎には1脈、第2苞穎には3脈ある【アレチノチャヒキ】
◆B護穎は長楕円形、第1苞穎には3〜5脈、第2苞穎には7〜9脈ある
◆C小穂はヤヤ扁平で、護穎は背面が竜骨をつくらない;芒は少し外曲する【スズメノチャヒキ】
◆C小穂は著しく扁平で、護穎は強く内折し、背面が鋭い竜骨をつくる;芒は短く、直立する【イヌムギ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――― この頁top
syokubutu kensaku