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『ハルガヤ属Anthoxanthum』[1小花+2頴+片苞短]<Y;06/09>(偽1(3)小花、普通下2小花は穎のみで雄蕊欠く;苞穎は不同長;葉耳有り)
★高山、亜高山、高地
◆A円錐花序はヤヤ疎ら、ヤヤ傾く;第1苞穎は小穂の半長以上
◆B小穂4〜5mm、苞穎無毛;退化護穎の裂片は鈍円頭;小柄有毛<O図>
(SO、四九) ◇花序ヤヤ密;芒1〜1.5mm(O図)抽出;葉有毛、巾2〜6mm、ヤヤ内巻き【イシヅチコウボウf】
◆B小穂5〜8mm、苞穎無毛;退化護穎の裂片先は尖る;小柄無毛<O図>
◇花序は疎ら;葉舌2〜6mm、縁は短毛列
(SOK、奈良大峰山以北) ◆C芒2mm(O図)抽出◆D葉有毛、巾4〜10mm【タカネコウボウ】
(S)
◆D葉、節、有毛品種【ケタカネコウボウf】
(S)
◆C芒が超出しない品種【コタカネコウボウf】
◆A密集円柱花序 ;第1苞穎は半長以下
◇小穂6〜8mm、苞穎無毛、竜骨平滑;退化護穎背下2/3有毛 ;小柄無毛<Oi図>;芒2〜3mm抽出
(SO、道・利尻岳、南ア) ◇葉舌1mm ;葉は下部軟毛少、巾1.5〜2.5mm;葉鞘無毛【ミヤマハルガヤ】
★低地帰化
◆A密集円柱花序 ;第1苞穎は半長以下
◆B小穂5〜7mm;芒は2mm程抽出する ◇苞穎は無毛;小柄は無毛 ;退化護穎の背下2/3ほどは有毛、裂片は微歯頭
◇稈の途中から分枝する;花序1〜4cm;葉舌1〜2mm;葉巾1〜4mm、短毛疎;葉鞘に短毛疎ら、鞘口長毛数本
(OKTH帰、稀) 【ヒメハルガヤ】
◆B小穂7〜10mm;芒は穎内か1mm抽出◇苞穎は有毛;小柄は有毛 ;退化護穎は全面有毛
◇稈の途中で分岐はせず;花序4〜10cm;葉舌2〜4mm;葉巾2〜5mm、軟毛疎か無毛;普通葉鞘有毛
(SOKTH帰)
【ハルガヤ】
◆B小穂7〜10mm;芒は頴内か1mm抽出◇苞穎は無毛;小柄は無毛(稀に2〜3本);退化護穎の背下1/3は有毛
(OH帰K、T無)
;葉は無毛;葉鞘(O図有毛)【ケナシハルガヤf=?メハルガヤ】
(苞穎無毛品を檜山庫三はメハルガヤとし、S では下方の葉鞘無毛として var.glabrescens としている
;O はケナシハルガヤとして、苞穎無毛、小柄無毛(稀に2〜3毛)、退化護穎の背下方1/3有毛、葉は無毛、を掲載 ;H帰 ではケナシハルガヤをメハルガヤと同じと思われる、としている
;K では、護穎や小柄の毛は O 記載とは異なる全体無毛品が採集されている、と記す)
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参考検索2003 『ハルガヤ属Anthoxanthum』
◆多年草で茎は分枝しない ;花序は長さ4〜10cm;第3小花の護穎の芒は短く、小穂から出ない;小穂は長さ7〜10mm【ハルガヤ】
◆1年草で、茎の途中から分枝する;花序は1〜4cm ;第3小花の護穎の芒は長く、小穂から出る;小穂は長さ2〜7mm【ヒメハルガヤ】
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参考検索2001 『ハルガヤ属Anthoxanthum』
◆A花序の形は円錐形;退化小花は苞穎と同じ長さ【タカネコウボウ】
◆A花序の形は長楕円形;退化小花は苞穎より短い◆B稈は途中で分岐しない;小穂は長さ7〜9mm【ハルガヤ】
◆B稈は途中から分枝する;小穂は長さ5mm【ヒメハルガヤ】
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参考検索1973 『ハルガヤ属Anthoxanthum』
◆A多少疎に円錐花序をなしヤヤ傾く
◆B葉は扁平で巾4〜10mm、花序は疎;第2苞穎は広被針形ヤヤ尖る【タカネコウボウ】
◆B葉は緩く内巻きし巾2〜6mm、花序はヤヤ密;第2苞穎は長楕円卵形で先急に鋭尖形【イシヅチコウボウ】
◆A花序は密集して円柱状◆B高山に生じる;花序の基は無毛【ミヤマハルガヤ】
◆B低地に帰化する;花序は基に毛がある【ハルガヤ】
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参考検索1964 『ハルガヤ属Anthoxanthum』
◆退化小花は長さ苞穎とほぼ同じ、花序は密な円錐状でヤヤ傾く【タカネコウボウ】
◆退化小花は苞穎より甚だ短く、花序は直立穂状【ハルガヤ】
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『クサヨシ属Phalaris』[1小花+2鱗片+長苞]<Y;06/12>(偽1小花、芒無、基部に長毛ある鱗片状退化小花あり;小穂左右偏平、2苞穎と同長;護穎5脈)
◆A小穂は2形(有性と無性)あり、有性の苞穎は竜骨が翼状で大きな歯が1〜2個ある
◇花序枝無く円柱密集花序;小穂は両性1花の周囲を4〜7個が集まりグループに成る;葉鞘口部に小耳あり
(SOKH帰)◆B花序基部の不稔小穂は総て同形で、先端は2〜4裂し鶏冠状【セトガヤモドキ】
(ST) ◆B花序基部の不稔小穂は、先端厚く棍棒状に退化したもの混じる【アレチクサヨシ=ヒメセトガヤモドキ】
(アレチクサヨシは帰化植物であるが、H帰では記載がない)
◆A小穂は2形でなく、苞穎に大きな歯はない
◆B根茎は長く這う、多年草
◆C丈60〜200cm;葉巾15mm ◇稈基部と地下茎は、径8mmの数珠状で、硬い
◇花序は普通円筒状、時に枝でる;小穂5〜6mm;苞穎の背は広翼状、小花基部に退化鱗片1個
(KH帰、T消滅、造成地、路傍)
【オニクサヨシ】
◆C丈70〜180cm;葉巾8〜15mm◇稈基部と地下茎は数珠状ではなく柔かい
◇花序は初め円柱状→後枝開き円錐花序;小穂4〜5mm;苞穎の背は狭翼状、小花基部に退化鱗片2個
(全国、湿地、水辺)
【広義クサヨシ】
(O ではTsvelev1973でのクサヨシとホソボクサヨシの2亜種に分ける見解を紹介;また別情報で、クサヨシが外来で、ホソボクサヨシが在来種であるとの説あるが、検索キーは曖昧である)
◆D花序ヤヤ巾広傾向、6〜20cm長;苞穎4〜5mm小型、表に小刺多い 、背は無翼〜0.2mm巾の翼;葉巾5〜20mm
(外来?)
【クサヨシ】
◆D花序細く、5〜12cm長 ;苞穎4.5〜5.5mm、平滑か小刺疎生、背の翼巾0.2〜0.3mm ;葉巾3〜10mm
(O、在来?)
【ホソボクサヨシ】
◆B束生する、1年草;花序球〜円筒状、枝はない;苞穎の背は広い翼になる
◆C丈20〜120cm;葉巾6〜12mm;花序は卵形、白味ありヤヤ鋭頭;小穂6〜9mm;苞穎6〜9mm、背全縁か波状歯
(SOKTH帰、路傍、草地) ;無性花の護穎3〜4mm、有性花の護穎5〜6mm【カナリークサヨシ=ヤリクサヨシ】
◆C丈10〜80cm ;葉巾3〜7mm ;花序は長楕円柱状、緑色で円頭;小穂4〜6mm;苞穎4.5〜6mm、背翼にしばしば歯牙
(SOKH帰、T1969記録のみ、路傍、草地) ;無性花の護穎1.5mm 、有性花の護穎3mm【ヒメカナリークサヨシ】
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参考検索2003『クサヨシ属Phalaris』
◆A多年草で、走出枝は数珠状で固い【オニクサヨシ】
◆A多年草で走出枝は数珠状ではなく軟らかいか、または1年草で走出枝を出さない
◆B有性小穂と無性小穂の2型がある【セトガヤモドキ】
◆B小穂は皆同型
◆C多年草;小穂は楕円〜卵形【クサヨシ】
◆C1年草;小穂は倒卵形
◆D小穂は長さ4〜6mm、苞穎の竜骨上の翼に歯がない;第1小花は第2小花とホホ゛同長【カナリークサヨシ】
◆D小穂は長さ約3mm;苞穎の翼にしばしば鋸歯がある;第1小花が著しく小さい【ヒメカナリークサヨシ】
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参考検索2003『クサヨシ属』
◆A多年草◆B地下茎は数珠状となる;小穂は長さ5〜6mm【オニクサヨシ】
◆B地下茎は数珠状とならない;小穂は長さ4〜5mm【クサヨシ】
◆A1年草◆B小穂は5〜7個が集まって1つのグループに成り、その内1個が両性花
◆C花序の基部の不稔小穂には、厚く棍棒状に退化したもの混じる【アレチクサヨシ】
◆C花序の基部の不稔小穂は、総て同形で鶏冠状である【セトガヤモドキ】(X)
◆B小穂はグループにならず、両性花
◆C葉巾は、6〜12mm;小穂は長さ6〜9mm;苞穎の竜骨の翼に鋸歯がない【カナリークサヨシ】
◆C葉巾は、3〜7mm;小穂は長さ4〜6mm;苞穎の竜骨の翼に鋸歯がある【ヒメカナリークサヨシ】
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参考検索2001『クサヨシ属』
◆A多年草;長い地下走出枝がある
◆B走出枝は数珠状で硬い【オニクサヨシ】
◆B走出枝は数珠状ではなく軟らかい【クサヨシ】
◆A1年草;走出枝はない
◆B小穂に有性小穂と無性小穂の2種がある【セトガヤモドキ】
◆B小穂は有性小穂のみ◆C小穂は4〜6mm長;苞穎は同形同大、苞穎の竜骨上の翼に歯がない【カナリークサヨシ】
◆C小穂は3mm ;苞穎の翼にしばしば鋸歯がある【ヒメカナリークサヨシ】
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参考検索1973『クサヨシ属Phalaris』
◆A根茎は長く這う多年草;草高70〜180cm;緑白色、葉巾8〜15mm長い[Digraphis]【クサヨシ】
◆A1年草;花序は枝なく円柱状に密花;苞穎の背に広翼
◆B小穂は2形;正常小穂の苞穎は鋭尖頭で1歯刻;葉鞘口に小耳あり;小穂は苞穎と共に脱落
◆C正常小穂は無梗【セトガヤモドキ】
◆C小穂は皆小梗あり【アレチクサヨシ】=ヒメセトガヤモドキ
◆B小穂は皆完全で同形、苞穎は宿存[Phalaris]
◆C苞穎5mm、背翼に歯牙有り;雄護穎1.5mm、登実護穎3mm、花序は緑色、長楕円円柱、円頂;葉巾3〜7mm【ヒメカナリークサヨシ=ヒメヤリクサヨシ】
◆C苞穎7〜8mm;背全辺又は波辺;雄花護穎3〜4mm;登実護穎5〜6mm;花序は白味あり、卵形でヤヤ尖る;葉巾6〜12mm【カナリークサヨシ=ヤリクサヨシ】
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