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『ウシノケグサ属Festuca』[2〜14小花+短苞]<06/07掲載;09/8更新>(3〜多小花、基盤無毛、苞穎異形、苞穎3倍巾以長)
概要(本属は全体として《広義ウシノケグサ類》《広義オオウシノケグサ類》《オニウシノケグサ類》《トボシガラ類》に分けられ、特に前2類は、生育地での即同定が難しく、持ち帰り精査必要となる場合が多いが、稈基部の葉と稈上部の葉の状態、新苗の出方などの情報が重要である。)
◆A葉巾3mm以上《1オニウシノケグサ類》
◆A葉巾0.5〜3mm
◆B第1苞穎は卵形で鈍頭、最下護穎の1/3以下、1.5mm以下;花序は疎生し、点頭する《2トボシガラ類》
◆B第1苞穎は被針形で鋭頭、最下護穎の3/1以上、普通2mm以上;下部の葉は糸状
◆C茎上部の葉は糸状(止葉は扁平でなく糸状);小穂は5〜8mm 、3〜6小花◇護穎3.5〜4.5mm;葉耳は膜質明円状である《3広義ウシノケグサ》
◆C茎上部の葉は平ら(止葉は広げると平ら);小穂は(5)7〜11(15)mm、3〜9小花◇護穎4〜7mm;下部の葉鞘に細毛あり
◆D葉耳は膜質明円状ではない;子房上部は無毛か稀に数本の毛あり;護穎4〜7mm;最上葉は基部葉と同大かやや小型《4広義オオウシノケグサ》
◆D葉耳は膜質で明円状;子房上部の毛はヤヤ多〜密生;護穎5〜8mm;最上葉は基部葉とまるで異なり大型【ハガワリトボシガラ】
(茎上部の葉が細い場合、オオウシノケグサとウシノケグサとの見極めに注意を要する。葉耳の性質や、新苗の内鞘的、外鞘的は見極め難しい。K01では「護穎5mm以内を併せて
検討するのも良い」とあり、実用的である)
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◆A葉巾3mm以上(トボシガラ類・ウシノケグサ類との違い)《1オニウシノケグサ類》
◆B花序は20〜30cm、点頭する
(中部以北山地) ◆C芒4〜7mm ;小穂4.5〜9mm;葉舌は淡褐2〜3mm
◇葉巾5〜12mm;耳部は未発達;果の先端に密毛あり
【オオトボシガラ】
(道、H帰) ◆C芒10〜18mm;小穂8〜20mm ;葉舌は膜質1〜2.5
◇葉巾6〜18mm;耳は発達し茎抱きする
【オウシュウトボシガラ】
◆B花序は20cm以下で、直生する;芒は無しか短い、護穎の背は少し稜あり;葉舌は0〜1mm
◆C葉耳は未発達;高さ15〜40cm;葉巾3〜4mm;花序4〜7cm、小穂は3〜4小花で7〜8mm、苞穎は同長
(SO、高山) (一見Por属に見える) ;護穎の脈間に乳頭突起が散生する【タカネソモソモ】
◆C葉耳3ケ月状;苞穎は不同長;花序の枝は長短2本
◆D耳辺は無毛 ;最下を除く短い枝で、小穂1〜3個、無芒:第1苞穎は2〜3mm、ヤヤ鈍頭;葯3mm
(K01になし、道にはあるというが、他では不明?) ;内穎の竜骨全体に刺あり(O図)【ヒロハノウシノケグサ】
◆D葉耳に辺毛あり;短い枝で、小穂3〜数個、有芒 ;第1苞穎は5〜7mm、鋭尖頭;葯4mm
(普通)
;内穎の竜骨は上半部に刺あり(O図)【オニウシノケグサ】
(ヒロハノウシノケグサは、オニウシノケグサの葉耳の縁毛脱落による誤同定が殆んどで、又各図鑑の区別キーも曖昧で実用にならない。以下寸法も参考程度であり、これらでの区別は無理であろう。長田1993図に内穎竜骨の違いが載るが、同定に使用出来るかは不明である。関東周辺で見たことなく、現在生育は無いと考えている。)
(ヒロハウシノケグサ:第1苞穎は2〜3mm、第2苞穎は3.5〜4.5mm;護穎5〜7mm、無芒;葯3mm(各寸法参考程度)
(オニウシノケグサ :第1苞穎は5〜7mm、第2苞穎は6〜7mm ;護穎8〜9mm、短芒;葯4mm(各寸法参考程度)
(ヒロハノウシノケグサの過去の学名F.elatiorのタイプ標本には、オニウシノケグサが混入し、合わせてF.elatiorと呼んでいた事、久内1949に全く記載がないことなど、色々疑問がある。北海道での生育を知りたいと思っている。)
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◆A葉巾0.5〜3mm(オニウシノケグサ類との違い) 2
◆B第1苞穎は卵形で鈍頭、最下護穎の1/3以下、1.5mm以下;花序は疎生し、点頭する(ウシノケグサ類との違い)《2トボシガラ類》
◆C花序の節枝は1本◇最下の護穎は4.5〜6mm、葯0.5〜0.6mm(イブキトボシガラ0.6〜0.9mm)
◆D護穎の芒は5〜7mm長◆E葉鞘は無毛◇葉表に立毛多い【トボシガラ*】
(ST、関東、中部)
◆E葉鞘は多毛【ケトボシガラf】 (トピックに詳細図あり)
(SO、近畿、四、山地、稀) ◆D護穎は無芒か微小突起状◇葉表無毛(顕鏡微毛有り)【イブキトボシガラv】
◆C花序の節枝は2本が多い◇最下の護穎は3〜4mm、葯1.5mm
(SO、山地、稀) ◇護穎は無芒
◇葉に微毛密、脈は凸出【ヤマトボシガラ】
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◆B第1苞穎は被針形で鋭頭、最下護穎の3/1以上、普通2mm以上;下部の葉は糸状、0.5〜3mm巾 (オニウシノケグサ類との違い) 4
◆C茎上部の葉は平ら(止葉は広げると平ら);小穂は(5)7〜11(15)mm、3〜9小花◇護穎4〜7mm;下部の葉鞘に細毛あり
◇新苗は外鞘的に匍匐する、大株にならない(ウシノケグサ類との違い)
◆D葉耳は膜質で明円状;子房上部の毛はヤヤ多〜密生;護穎5〜8mm;最上葉は基部葉とまるで異なり大型
(OH帰、山地路傍) 【ハガワリトボシガラ】
◆D葉耳は膜質明円状ではない;子房上部は無毛か稀に数本の毛あり;護穎4〜7mm;最上葉は基部葉と同大かやや小型
◇稈の基部は曲り斜上し◇新苗は外鞘的に匍匐し、大株にならず《4広義オオウシノケグサ》
(オオウシノケグサ:下部の葉は3角溝(中・縁・内折れ、巾1mm以内);上部の葉は時に平坦、巾3mm以内
;時に葉基部や鞘は淡紅帯る、下部鞘に細毛あり:葉耳無し;葉無毛、脈は凸出する
;小穂は無毛、短芒あり、子房上部は無毛か稀に数本の毛が疎生する)
(SH帰) ◆E苞穎の辺に腺毛あり(S);苞穎と護穎に縁毛あり(大井)【アサカワソウv】
(S)
◆胎生芽品【コモチアサカワソウ】
◆E苞穎の辺に腺毛や長毛なし
◆F1〜3mmの短芒あり
◆G葉は内巻する、径1〜2mm
(SOKTH帰、全国) ◆H第2苞穎は最下護穎より短い◆I小穂に無性芽はない 【オオウシノケグサ*】
(SKTH帰)
◆I小穂に無性芽が出る【ムカゴオオウシノケグサf】
(SH帰、海岸) ◆H第2苞穎は最下護穎とヤヤ同長;葉巾広く、花穂は緑色【ハマオオウシノケグサv】
(SOH帰、海岸生) ◆G葉は少し内巻する、2.5mm巾
【ヒロハオオウシノケグサv】
(SO、本、高山) ◆Fホボ無芒、護穎は紫色;新苗は大部分が内鞘的に分岐する 【ヤマオオウシノケグサv】
(H帰では;イトウシノケグサvar.commutata;アリゾナウシノケグサF.arizonica Vasey;など在るらしい)
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◆C茎上部の葉は糸状(止葉は扁平でなく糸状);小穂は5〜8mm 、3〜6小花◇護穎3.5〜4.5mm;葉耳は膜質明円状である 3
◆D止葉は広げると扁平;小穂は(5)7〜11(15)mm、3〜9小花◇護穎4〜7mm ;耳膜質明円ではない(Y?)
;下部の葉鞘に細毛あり;新苗は外鞘的に匍匐する 、大株にならない→(広義オオウシノケグサへ戻り再検索)
◆D止葉は扁平でない ;小穂は5〜8mm 、3〜6小花 ◇護穎3.5〜4.5mm;葉耳は膜質明円状である
◇新苗は葉鞘内に出て匍匐枝はない、大株になる《3広義ウシノケグサ》(基本種ウシノケグサ)
◆E葉は軟らかで、薄質の為不規則な縦溝が多い
(SO、信濃、四、石灰地) ◆F高さ10〜40cm;小穂は緑色 、花序は4〜8cm 【チイサンウシノケグサv】(アオ似)
◆F高さ10〜20cm;小穂は紫色が多い、花序は2〜5cm
(SO、高山ハイマツ帯) ◇小穂2〜3小花 ;護穎3〜4mm
、芒1mm未満;葯1.5mm【タカネウシノケグサv】
◆E葉は老成すると縦溝はない
◆F葉巾は0.7〜1mm;シンウシノケグサ似だが葉は硬くヤヤ太い
(SO、H帰、四、低山、稀) 【コウライウシノケグサv】
◆F葉巾は0.3〜0.6mm(S)、1mm(O)
◆G小穂5〜8mm、3〜6小花;苞頴は2〜3mmと3〜4mm ;護穎3.5〜4.5mm、芒2mm以下;葯1.5〜2.4mm
(低〜高山、稀、Kに1例、Tなし) ◇葉耳は丸い膜質;小穂は帯紫色 ;高さ8〜40(50)cm【(シン)ウシノケグサ*】
◆G小穂5〜6mm、4〜6小花;苞穎は2〜2.5mmと2.8〜3.5mm;護穎3.7〜4.2mm、芒1〜0mm ;葯2mm
;苞頴は宿存する
◇葉耳は丸い;花序緑色〜粉緑色;稈の上端近くに上向きに曲った短軟毛がある
(下記参照)
;高さ20〜40cm【アオウシノケグサv】
◆G小穂3〜5mm、2〜3小花;苞頴は2.5と3mm ;護穎3〜4mm
、短芒あり ;葯1.5mm
◇葉耳は丸くない;花序は白緑色でシバシバ帯紅紫色
(O、高山ハイマツ帯、最も普通) ;株の外側の根生葉は鞘のみ;高さ5〜20cm【ミヤマウシノケグサv】
―――
(良く解らないものにアオウシノケグサがある。大井その他では、稈上部に短毛を持つ種をアオウシノケグサとして、平地に最も普通としているが、出合った事が無く、平地に最も普通というのは疑問である。大井1982、小山1964、長田1993、ではいずれも大井1957を引用していると考えられるが、杉本1973では、稈上部の短毛を検索のキーとはせず触れていない。杉本は、護穎無芒をキーとしており、大井等とは別の特徴を持つものと捉えている。長田の、葉巾1mmは、上記他図鑑では出てこず不明である。尚、KTではアオウシノケグサを記載していない。)
《参考》
(平地丘陵に最も普通(長田、大井、小山)
◆葉巾1mm(O) ;護穎芒1(0)mm;稈上端に上に曲がった短軟毛がある【アオウシノケグサv】
(山野・道に稀、S) ◆葉巾0.3〜0.6mm;護穎は無芒 【アオウシノケグサv】
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参考検索2003『ウシノケグサ属Festuca』 (外花頴・内花頴とは「イネ科の用語」参照)
◆A葉身は巾広く3〜18mm、基部に耳部が発達して茎を抱き、無花茎につく葉でも平坦か或いはヤヤ内巻きする程度で細い円筒形にはならない
◆B外花穎の先には外花穎より長くなる芒がある【オウシュウトボシガラ】
◆B外花穎の先は無芒かまたは短芒がある
◆C葉身の耳部の縁には疎らに短毛がある;花序の最下の節につく長短2枝のうち短い方の枝には、(3)4〜多数の小穂がつく【オニウシノケグサ】
◆C葉身の耳部は無毛;花序の最下の節につく長短2枝のうち短い方には、1〜2(3)個の小穂しかつかない【ヒロハノウシノケグサ】
◆A葉身は巾狭く、稈につく葉でも4mm未満で、基部に耳部は発達せず、少なくとも無花茎につく葉は強く内巻きして細い円筒形になる
◆B稈の上部につく葉は無花茎の根生葉とホボ同大かヤヤ小型;子房は無毛【オオウシノケグサ】
◆B稈の上部につく葉は無花茎の根生葉より明らかに巾広く大型;子房の先端近くには軟毛がある【ハガワリトボシガラ】
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参考検索2003『ウシノケグサ属Festuca』
◆A葉は糸状で、0.5〜3mm
◆B第1苞穎は短い◆C葉鞘は毛がない【トボシガラ】
◆C葉鞘は毛が多い【ケトボシガラ】
◆B第1苞穎は最下護穎の1/3以上
◆C稈は基部で直立;護穎の長さ3.5〜4mm【ウシノケグサ】
◆C稈は基部で曲がって斜上、護穎の長さ4.5mm以上◆D小穂に無性芽がある【ムカゴオオウシノケグサ】
◆D小穂に無性芽はない【オオウシノケグサ】
◆A葉は3mm以上◆B葉耳に縁毛がある【オニウシノケグサ】
◆B葉耳は無毛【ヒロハノウシノケグサ】
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参考検索2001『ウシノケグサ属Festuca』
◆A苞穎は卵形で第1苞穎は長さ約1mm【トボシガラ】
◆A苞穎は被針形で第1苞穎は長さ2mm以上
◆B葉耳は余り発達しないか円形
◆C新芽の1部は葉鞘の基部を突き破って匍匐茎や地下茎になる;護穎は普通4.5mm以上【オオウシノケグサ】
◆C新芽は普通葉鞘の中から上へ伸びる;護穎は普通長さ5mm以内【ウシノケグサ】
◆B葉耳は3ケ月形に発達する◆C葉耳に縁毛が有り;短枝の小穂は3〜数個【オニウシノケグサ】
◆C葉耳に縁毛なし;短枝の小穂は1〜3個【ヒロハウシノケグサ】
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参考検索1973『ウシノケグサ属Festuca』
◆A多年草
◆B葉は糸状・0.5〜3mm
◆C第1苞穎は極短い、卵形・鈍頭、花序は疎、点頭
◆D最下の護穎は3〜4mm、無芒;葯は線形1.5mm【ヤマトボシガラ】
◆D最下の護穎は4.5〜6mm;葯は楕円形、0.5〜0.6mm◆E護穎は殆ど無芒【イブキトボシガラ】
◆E護穎は5〜7mmの芒がある◆F葉鞘は毛がない【トボシガラ】
◆F葉鞘に毛が多い【ケトボシガラ】
◆C第1苞穎は被針形、鋭頭、最下護穎の1/3以上
◆D稈は基から直生;新苗はみな内鞘的に分出し、決して匍枝を出さない【ウシノケグサ広義】
◆E葉は老成すると縦溝がない◆F葉巾0.7〜1mm【コウライウシノケグサ】
◆F葉巾0.3〜0.6mm◆G護穎に短芒あり【シンウシノケグサ】
◆G護穎に芒がない【アオウシノケグサ】
◆E葉は軟か、縦溝がある;芒0〜護穎の1/31以下
◆F高さ10〜40cm、花序4〜8cm、緑色【チイサンウシノケグサ】
◆F高さ10〜15cm、花序2〜5cm;高山産、紫色のもの多し【タカネウシノケグサ】
◆D稈は基脚曲りて斜上し、新苗は1部鞘的に分出、時に匍枝あり、護穎4〜7mm【オオウシノケグサ広義】
◆E苞穎の辺に腺毛がある【アサカワソウ】
◆E苞穎の辺に腺毛がない
◆F短い(1〜3mm)芒あり◆G葉は内巻して細く径1〜2mm◆H第2苞穎は最下護穎より短い【オオウシノケグサ】
◆H第2苞穎は最下護穎とヤヤ同長【ハマオオウシノケグサ】
◆G葉は少し内巻し巾2.5mm【ヒロハオオウシノケグサ】
◆F殆ど無芒;護穎は紫色;新苗は大部分内鞘的、に分岐、本州高山産【ヤマオオウシノケ】
◆B葉巾3mm以上
◆C根茎は短く斜上;葉巾5〜12mm、葉舌2〜3mm、花序20〜30cm、点頭;小穂は4〜5小花、5〜7mm;芒4〜7mm
;護穎の背は鋭稜【オオトボシガラ】
◆C根茎は這う;花序は直生し20cm以下;小穂は無芒、護穎の背は少し稜となる、葉舌0〜1mm
◆D高さ15〜30cm、葉巾3〜4mm、花序4〜7cm;小穂は3〜4小花、7〜8mm【タカネモソモソ】
◆D高さ30〜150cm、葉巾3〜7mm、花序10〜20cm、小穂は5〜8小花
◆E葉耳は無辺毛;苞穎は鈍頭;第1は2〜3mm;第2は3.5〜4.5mm;護穎5〜7mm【ヒロハウシノケグサ】
◆E葉耳は辺毛あり;苞穎は鋭尖頭、第1は5〜7mm;第2は6〜7mm;護穎は8〜9mm長【オニウシノケグサ】
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参考検索1964『ウシノケグサ属Festuca』(ナギナタガヤ属を外した;Y)
◆A小花には雄蕊3個;多年草
◆B葉身は細く、内巻して糸状となる;巾0.5〜3mm
◆C円錐花序はヤヤ密で直立し;第1苞穎は長さ最下小花の1/3より長い
◆D稈は基部から直立し、新鞘はみな内鞘的に分枝する【ウシノケグサ】
◆D稈は基部斜上し;新鞘は1部外鞘的に分枝する【オオウシノケグサ】
◆C円錐花序は疎開し点頭;第1苞穎は極小さい◆D最下小花は4.5〜6mm、普通有芒【トボシガラ】
◆D最下小花は3〜4mm、無芒【ヤマトボシガラ】
◆B葉身は扁平または極めて緩く内巻きゆるく内巻し、巾は3mm以上ある。
◆C葉は巾5mm以下、縁は多少内曲する
◆D稈は高さ15〜30cm、高山植物【タカネモソモソ】
◆D稈は高さ50〜100cm、帰化植物又は牧草
◆E葯は長さ3mm;苞穎はそれぞれ2〜3mm及び3.5〜4.5mm【ヒロハノウシノケグサ】
◆E葯は長さ4mm、苞穎はそれぞれ5〜6mm、6〜7mm長【オニウシノケグサ】
◆C葉は巾6〜12mm、極めて扁平【オオトボシガラ】
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参考検索1982『ウシノケグサ属Festuca』(ナギナタガヤ属を外した;Y)
◆A多年草で、根茎がある
◆B葉は普通巾5mm以下で、多少内曲または内折れする
◆C護穎は有芒、背面が円い◆D第1苞穎は最下の護穎の長さの1/3以上であって、被針形で、鋭頭
◆E新芽は全部葉鞘内で生長し、匐枝は出ない【ウシノケグサ】
◆E新芽は一部が葉鞘の基部を破って外に出て、匐枝となる【オオウシノケグサ】
◆D第1苞穎は短く、卵形で、鈍頭におわる【トボシガラ】
◆C護穎は無芒、またはホボ無芒で、鋭頭、背面は多少稜がある
◆D葉の耳部(基部)は縁が平滑で無毛;第1苞穎は長さ2〜3mm【ヒロハノウシノケグサ】
◆D葉の耳部は細い縁毛がある;第1苞穎は鋭尖頭、長さ5〜7mm【オニウシノケグサ】
◆B葉は巾5〜12mmで、扁平;護穎に長い芒がある【オオトボシガラ】
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