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ノハラスズメノテッポウは小穂で区別できるか?〕(2010/6/30)

 イネ科スズメノテッポウ属のスズメノテッポウ
Alopecurus aequalis Sobol. var. amurensis ( Kom.) Ohwi とノハラスズメノテッポウ(ハタスズメノテッポウ、キタスズメノテッポウ) A. aequalis Sobol. var. aequalis は、松村(1967)で両変種を区別する根拠は提示されたが、結局は小穂の大きさ一辺倒で区別しなければならず(後述するが、芒の抽出の仕方、花序の大きさ、生育環境での両変種の判定はいずれも無理である)、しかも小穂自体が小さくて大きさの違いも微妙であり、時に中間的と思えるものもみられ、ありふれた植物でありながら正しく同定するには持ち帰っての精査が必要であり、著しく手間がかかる。そこで、いくつかのサンプルを元に小穂の大きさについて検証し、松村(1967)の実験結果とも比較してみた。

頁概要(pdfファイル)
◆頁1 《図1》小穂の図一覧   《図2》花序の図一覧   《はじめに》   《松村(1967)での関連部分の概要抜粋》

◆頁2 《文献での両変種の区別点》◇大井(1982) ◇杉本(1973) ◇長田(1993) ◇佐藤(2001) ◇木村(2003) ◇木場(2003)
    《サンプル選択方法》   《考察》

◆頁3 《提案》   《参考文献》 

 ◇ノハラスズメノテッポウは小穂で区別できるか?(pdfファイル頁1〜頁3)

(ノハラスズメノテッポウ〜スズメノテッポウの小穂例と花序例)
スズメノテッポウAlopecurus aequalis var.amurensis、ノハラスズメノテッポウAlopecurus aequalis var.aequalis

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