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〔オオエノコロは間種か?自然変異か?〕(2010/6/7)
イネ科エノコログサ属(Setaria)のオオエノコロ Setaria × pycnocoma (Steud.) Henrard ex Nakai については、エノコログサ S. viridis (L.) P. Beauv. var. viridis とアワ S. italica Beauv. との雑種説が近年の文献では一般的である。
ところが、筆者参加のメーリングリストの中で植村修二氏は、「オオエノコロと呼ばれる植物はアワとエノコログサとの雑種とされているが、そうではない型があると思う」と述べた。筆者はこれまでこのことに考えが及ばず、野外でみるオオエノコロにそれほどアワの影響を感じないまま雑種説を受け入れていたが、改めてオオエノコロの起源について考察してみた。
なお、本検索サイトでの属タイプは「6B型」で、【構成2小花;1小花+護穎+苞穎(片苞短)】、小穂略記は[1小花+1頴+片苞短]である。
頁概要(pdfファイル)
◆頁1 《はじめに》 《オオエノコロの特徴》分花序図 枝拡大図 《アワの起源》 《オオエノコロの学名》 《木原ほか(1911)論文で、アワとエノコログサとの雑種関連部分》
◆頁2 《考察》アワとエノコログサとオオエノコロの関係図 《謝辞》 《参考文献》
◇オオエノコロは間種か?自然変異か?(pdfファイル頁1〜頁2)
(エノコログサとオオエノコロの関係図)
syokubutu kensaku